ウミガメの水槽には3匹のウミガメがいて、水面に浮いているのと底にじっとしているのと絶えず水槽面をなぞるように同じ行程を繰り返すのがいた。
ライオンなどの大型動物が狭い檻に入れられている場合に見られる反復行動は強いストレスからだとかなんとかいう記述を読んだことがある。
この亀もそのような状態に違いないと思われて、精悍な吊り目とくちばしではあるけれど哀れを感じる。
アオウミガメとアカウミガメのどちらなのか確認しないでしまったが、食用に乱獲された歴史を持つというアオウミガメだと思われる。
尚、アオウミガメでも赤っぽい個体がいるそうで、肉が青いからアオウミガメなんだとか。
ケムシカジカという珍妙なヤツが正面を向いていた。
説明板には、『・・外見に似合わず煮つけ、鍋物などにすると非常においしく、卵も大粒でしょうゆ漬けにしたものは珍味・・』とある。
ぶよぶよしているからケムシカジカと名付けられたとも書いてあったが、ケムシは棒状に細長いのだから、相応しい名付けではないと思う。
ミズダコは生きてるときでもこんなにも赤いのか。
蛸は頭が良くて、餌入りのビンを水槽に入れておき、人が水槽の前で同じビンの蓋を開けて見せると、それを学習して足を絡ませ蓋を開けるという実験映像を観たことがある。
ヤギの目に似た目つきでこちらを観察する姿は妖しげで、たぶんヤギなんかとは較べようがないくらい頭が良いはずで、哀れというより怖い感じがする。
水蛸は・・・ボイルされたタコしか食べたことがなかったから、新鮮・やわらかい・頑強な顎と歯に感謝しています。
天橋立近くで、ミズダコの一夜干しを買ったことがありました。
ミズダコは南の海には居ないんでしょうかねぇ。
刺し身で食べる習慣がないだけなんでしょうか。
寒い地方の冬だけ食べる物かも知れません。
蛸足中心部の透き通った部分が不思議ですよね。