栗の木の下で見つけた清楚な雰囲気の毛虫。
危険を察知して丸まったときの色合いは、なんとも形容しがたい模様。
アメリカ先住民族酋長のかぶり物デザインに似ているけれど、あれは鷲の羽。
特徴が際立っているので、蛾のネット図鑑ですぐに分かった。
名だけけ知っていたクスサンは幼虫には白髪太郎なんていう別名もあるほどだそうで、こんなにも綺麗な毛虫。
蝶のような青白い妖精のような姿を想像したら、成虫の蛾は地味なずんぐりタイプ。
オオミズアオという美しい蛾がいるけれど、あれがこの幼虫ならふさわしいのにと思う。
蛹の繭は強い網状の袋で、これは田舎では普通に見慣れているけれど、透かし俵といわれているそうだ。
納得のいく命名だが、これも汚い感じがイケ好かない。
幼虫のときだけ触れがたい美しさを持つとは残念なヤツ。
地上にない造形を誰かが画期的に造るのでしょうか?
全ては、あるんです。
ここには・・・。
などと言ってみたくなりますね・・確かに。
でも自然のデザインと人の芸術とは全く違うのだと思います。
それはそうとして、自然には面白いことが有り過ぎ・・毎日面白い場面に出会います。