エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

新しい年の抱負

2008-01-02 | 日々の生活
【歴史的文化遺産 正受庵*】
(http://plaza.rakuten.co.jp/aikomarie/25000)より
 
大晦日の紅白歌合戦は嫌いで、毎年ほとんど見ていない。いつも酔って早く寝てしまう。紅白が終わる頃、「年越し蕎麦だ」と起こされ、「行く年くる年」を見るのが常だった。今年はラジオを聞きながら書斎の整理をしていた。紅白の締めくくりは「世界に一つだけの花」の大合唱だった。
僕らは 世界に一つだけの花
 一人一人違う種を持つ
 その花を咲かせることだけに
 一生懸命になればいい

これはいい、テレビの歌詞を見ながら本当にその通りと思った。

数日前から、今年はどう生きたらいいのかを考えていた。
新しい年の抱負をまとめたかったが、暮れにブログに「正受老人」に関するコメントをいただいた。数行のさわやかな言葉を見つけた。

 今年1年、その言葉を座右の銘として過ごしたいと思っている。
 禅に真髄たる「今を生きる」を実践したいと思ってる。

『 一大事と申すは、今日ただ今の心なり
  吾れ世の人と云ふに,
  一日暮らしといふを工夫せしより,
  精神すこやかにして,又養生の要を得たり.
  如何ほどの苦しみにても,一日と思へば堪へ易し.
  楽しみも亦(また),一日と思へば耽(ふけ)ることあるまじ.
  一日一日と思へば,退屈はあるまじ.
  一日一日をつとむれば,百年千年もつとめやすし.
  一大事と申すは,今日只今の心なり.』
(正受老人)


*) 正受庵:臨済宗の傑僧、道鏡恵端禅師(正受老人)が晩年まで暮らし、後年いわゆる臨済宗の「中興の祖」といわれる白隠禅師が座禅修行した小庵