

【冬:崎川浜より 磐梯麗し】
子どもたちの学力低下が懸念され、長い時間をかけようやく到達した「ゆとり教育」が転換されようとしている。ゆとり教育の検証がないままに、またネコの目のように教育の方向性が変わる。
授業時間数を増やしても真の学力は育たない。今大切なことは、疑問を抱き、自らの課題を解決する力、学ぶ意欲や感性等を育む、ゆとりある創造的教育活動である。
黒板を前に、教科書による教師の解説授業は要らない。たとえば、バーチャルな学習教材を離れ、もっと社会や野外で現物に触れる生き生きした体験学習が欲しい。
詰め込みの知識量、偽りの学力を問う大学入試の競争体制に翻弄され、真の生きる力を涵養するゆとりある教育場面が失われていく危惧を覚えている。一つ一つの授業が、子どもたちの心に響く、おおらかな、主体的な、自由な、こころ豊かな学習の場であって欲しい。


