【起きあがり小坊師を求める】
孫を連れ、妻と娘と十日市に出かけた。子連れなの人出の少ない3時過ぎに出かけた。
十日市は会津若松の初市で、420年以上の長い伝統のある年中行事、孫たちに見せてやることが目的だった。去年は何年かぶりに妻と二人で行ったが、大町通りの伝統の漆器の店や、縁起物を売る店にいつもと変わらない風情があったが、時の流れと共に市の様子も変わってきた。
去年の拙ブログ「伝統の初市 十日市」(2007-01-10)を読むと、1年前のことなどすっかり忘れていたが、毎年同じことを繰り返していると思った。ブログは文も写真も、昨年の方が充実している、けっこう心のゆとりがあったようだ。
荒れる十日市と言われるが、朝方チラチラ雪が舞っただけで、気温は低いが穏やかな十日市だった。 会津漆器(菓子器と蓋付きの汁椀)を特価で求めた。子どもたちは、お年玉で他愛もない小さなおもちゃを買って大喜びだった。
神明神社でお参りをして、神明通りのお店を見ながら、混んできた人出の中を、萌香ちゃんを負ぶって帰路についた。15kgを越えたらしい、しばらくぶりに肩が凝ってしまった。
今年も起きあがり小坊師を買い求め神棚に供えた。今年1年の無病息災をお願いした。
人混みの伝統行事は、孫たちの目にどう映っただろうか。
(2008.1.10)