【泥の河 :小栗康平作品】
- 宮本輝 流転の歳月 -を視聴した。
(「知るを楽しむ」1/9p.m10:25~10:50 (NHK教育))
彼の作品のテーマは「人生における宿命」や「生きることの意味」である。
昨日の放送「押入れの中の青春」で、「なぜ人は生きるのか。」その一つの解答を得たような気がした。その辛かった、さびしかった過去を涙を浮かべて語る作家「宮本輝」が印象深かった。
なぜ、正直に、一生懸命生きている人に不幸が起こるのか? 間近に人間の突然の死を見て、その不思議、理不尽さを思う。母が自殺未遂をした時の心の動き、押し入れで読んだ「あすなろ物語」が文学への入り口となり、そのとき時代が変わったこと。涙を浮かべながら、昔日の少年の心を探して語る一つの重厚な人生は貴いと思った。
宮本作品のえも知れぬ魅力は、こうした幼い頃の切ない人間模様を見聞きした体験から生まれたことを改めて確認した。
その人格はそれまで生きた人生の証のような気がする。誰しもある、年齢に応じた体験だが、自分と同じ年配でより人間くさい過去を送った作者を思った。人間の暗さ、辛さの体験は、その後の人生人間性の形成や考え方に大きく影響すると思う。
「宮本輝」作品は、いつかブログ仲間のマーヤンさん(「ブログに遊ぶ」http://blog.goo.ne.jp/hasemasa1138/)に紹介され読みはじめた。その後、何冊かを読了し強い感動を覚えた。
初めての宮本作品「草原の椅子」では、彼は本当の「おとな」を示してくれた。彼は、「幾多の経験を積み、人を許すことができ、言ってはならないことは決して口にせず、人間のふるまいを知悉していて、品性とユーモアと忍耐力を持つ偉大な楽天家」を「おとな」と言う。彼の親友との羨ましい人間関係を手本に、もう一度新しい生き方をしてみたいと思った。
(参)拙ブログ「生き方を考え直した1冊の本」(2006-07-21)
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1月9日(水)「押入れの中の青春」
昭和22年神戸市で誕生した宮本輝。誕生時に父は48歳、待望の第一子として両親から惜しみない愛情を注がれて育った。しかし一家は貧しく、暮らしはどん底。11歳の宮本少年は、長屋の隣部屋の女性が、貧しさ故に人知れず病死しているのを発見する。遺体の傍らでは生き残った赤ん坊が激しく泣いていた。幼い宮本にとって、父は最大の擁護者だったが、事業を興しては倒産を繰り返し、一家の生活は次第に行き詰まっていった。中学生以降は夫婦喧嘩が絶えず、父は愛人の家に入り浸るようになる。母はアルコール依存症となり、自殺未遂。押し入れでの読書だけが救いだった。この経験が「なぜ人は生きるのか」という大きなテーマを宮本に突きつける。最底辺での生活を語る。 (NHKオンライン「今週の番組」の解説から)
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「宮本輝 流転の歳月」は4回の放送予定で、来週の放送「おれは生きていられるか」が楽しみだ。
- 宮本輝 流転の歳月 -を視聴した。
(「知るを楽しむ」1/9p.m10:25~10:50 (NHK教育))
彼の作品のテーマは「人生における宿命」や「生きることの意味」である。
昨日の放送「押入れの中の青春」で、「なぜ人は生きるのか。」その一つの解答を得たような気がした。その辛かった、さびしかった過去を涙を浮かべて語る作家「宮本輝」が印象深かった。
なぜ、正直に、一生懸命生きている人に不幸が起こるのか? 間近に人間の突然の死を見て、その不思議、理不尽さを思う。母が自殺未遂をした時の心の動き、押し入れで読んだ「あすなろ物語」が文学への入り口となり、そのとき時代が変わったこと。涙を浮かべながら、昔日の少年の心を探して語る一つの重厚な人生は貴いと思った。
宮本作品のえも知れぬ魅力は、こうした幼い頃の切ない人間模様を見聞きした体験から生まれたことを改めて確認した。
その人格はそれまで生きた人生の証のような気がする。誰しもある、年齢に応じた体験だが、自分と同じ年配でより人間くさい過去を送った作者を思った。人間の暗さ、辛さの体験は、その後の人生人間性の形成や考え方に大きく影響すると思う。
「宮本輝」作品は、いつかブログ仲間のマーヤンさん(「ブログに遊ぶ」http://blog.goo.ne.jp/hasemasa1138/)に紹介され読みはじめた。その後、何冊かを読了し強い感動を覚えた。
初めての宮本作品「草原の椅子」では、彼は本当の「おとな」を示してくれた。彼は、「幾多の経験を積み、人を許すことができ、言ってはならないことは決して口にせず、人間のふるまいを知悉していて、品性とユーモアと忍耐力を持つ偉大な楽天家」を「おとな」と言う。彼の親友との羨ましい人間関係を手本に、もう一度新しい生き方をしてみたいと思った。
(参)拙ブログ「生き方を考え直した1冊の本」(2006-07-21)
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1月9日(水)「押入れの中の青春」
昭和22年神戸市で誕生した宮本輝。誕生時に父は48歳、待望の第一子として両親から惜しみない愛情を注がれて育った。しかし一家は貧しく、暮らしはどん底。11歳の宮本少年は、長屋の隣部屋の女性が、貧しさ故に人知れず病死しているのを発見する。遺体の傍らでは生き残った赤ん坊が激しく泣いていた。幼い宮本にとって、父は最大の擁護者だったが、事業を興しては倒産を繰り返し、一家の生活は次第に行き詰まっていった。中学生以降は夫婦喧嘩が絶えず、父は愛人の家に入り浸るようになる。母はアルコール依存症となり、自殺未遂。押し入れでの読書だけが救いだった。この経験が「なぜ人は生きるのか」という大きなテーマを宮本に突きつける。最底辺での生活を語る。 (NHKオンライン「今週の番組」の解説から)
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「宮本輝 流転の歳月」は4回の放送予定で、来週の放送「おれは生きていられるか」が楽しみだ。