● 松本で観光客によく知られた喫茶店といえばやはり「まるも」だろう。市内を流れる女鳥羽川のほとりに在る。川の対岸は縄手通りだ。昨日の午後、久しぶりにここで観光客気分で珈琲(コーヒーより旨そう)を飲みながら、読書をした。非日常な時を過ごすもいいものだ。
蔵造りの喫茶店の後方は木造3階建ての旅館だが、こちらは喫茶店ほどは知られていないのかもしれない(私が勝手にそう思っているだけであるいはこちらも有名なのかもしれないが)。創業は慶応四年だという。
ところで何年か前、「いちやま旅館」(公園通りのパルコの斜め向かいの老舗旅館)が改築に先立って一般公開された。腕の立つ大工さんの遊び心満載な内装工事は実に興味深かった。
この「まるも旅館」は外観の印象から内部は渋くて落ち着いた空間のような気がする。旧「いちやま旅館」とは対象的ではないだろうか。大工さんの技をじっくり観察してみたい。
一泊朝食付で6,000円(税別)だそうだ。手頃な料金ではないか。泊まる機会をつくろう!?