●『羊をめぐる冒険』村上春樹/講談社文庫 上巻を読み終えた。オシャレなカバーデザインに描かれた星印のついた羊の意味が分かった。なるほどね。ようやくこの羊をめぐる冒険が始まった。これからどんな展開になるんだろう・・・。今夜から下巻を読む。
ところでこの物語が始まってまもなく大江健三郎の名前が出てくる。初期3部作の第2作目の『1973年のピンボール』というタイトルは大江健三郎の『万延元年のフットボール』を意識したものだとネット上に出ていた。なるほどね。
『万延元年のフットボール』は1967年に第一刷が発行されている。もうすっかり内容を忘れてしまっている。大江健三郎・・・、随分長いこと読んでいない。でも今さら大江作品を読もうという気にはならない。私にとっては過去の作家だ。