● 『モモ』ミヒャエル・エンデ/岩波書店は小学校の高学年生くらいを対象にした児童文学、ということでしょうが、時間に追われて生活している大人が読んでもいいかもしれません。このブログの読者の中にも、むかし子どもに読み聞かせたという方が居られることでしょう。未読の方にはお薦めします。
読書感想文コンクールでこの本をとり上げて入賞した小学生の作文が以前新聞に掲載されていて、それを読んだ記憶があります。その作文は主人公のモモに宛てた手紙というスタイルを採っていました。
週末に読んだ『オドオドの頃を過ぎても』で、著者の阿川佐和子さんは「わが麗しのオードリー」というエッセイをこのスタイルで書いています。書き出しはこうです。**あなたを初めてお見かけしたのはたしか私が小学校の五年生のときだったと記憶しています。**
これを読んで、この逆のパターンもあり得るな、と思ったのです。先の感想文の場合だと、モモが自分に手紙をくれたという想定で書く、ということです。それと先日書店で楡周平の『フェイク』角川文庫を少し立ち読みしたことでふと思いついて書いたのが昨晩の「夢」です。
もしかしたら「あれ!?」って思われた方も居られたかもしれませんね。
ブログを始める時、ブログ関する基礎知識を得ようと本を数冊読んだのですが、その中にパスワードを他人に知られるとブログに侵入されて勝手に書かれてしまうこともあり得る、という指摘がありました。ですから昨晩の「夢」のような事は全く起こり得ないとは言い切れないのです。
むかしあの人形を贈ってくれたひとがこのブログを読んでいて、偶然パスワードを知ることが出来たら・・・。そんな可能性はゼロ、です。