透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

酔族会の後

2007-06-02 | A あれこれ

● 飲んだ後はうまいんだな、これが。

 
酔っていた割にはまともに写っているじゃないか

酔族会ではよく飲んだ。駅前で皆と別れた後、ひとりでラーメン屋へ。4アンダーを目指しているのに(ってゴルフのスコアじゃないよ)、飲むたびにこれじゃ、2アンダー止まりだな。

「今夜はひとりなの?」 たいしたもんだ、そんなに頻繁に行くわけではないのにちゃんと覚えている。ここのあっさりしょうゆ味の細めんは飲んだ後にいい(美人のおばちゃんと娘さんがいる駅前のお店)。

コンビニに立ち寄って、ミネラルウォーターを購入。飲んだときいつも泊まる「宿」まで徒歩で帰った。宿泊料はタダ。夜中に目が覚めた。ケータイを見ると3時過ぎだった。

いい酒は悪酔いしない。起きて24時間営業の書店に出かけた。 結構お客さんがいてビックリ。「新建築」を立ち読みした後、本を3冊買い求めた。みやざーさんが『真鶴』を書店で探したが見つからなかった、と言っていた。この書店でも見つからなかった。

朝帰り。家人は北海道へ旅行中、独身の週末。


酔族会@樹

2007-06-02 | A あれこれ

 昨晩の酔族会、参加者は10人だった。
たんばりNさんと、Uさんは長野からの参加。みのさんと05年12月21日に始めたこの会、ほぼ毎月1回のペースで続けてきた。いつから会場を樹に決めたか、ダイアリーを見れば確認できるが、手元に置いてないので今は分からない。きちんと記録してあるから、昨晩が何回目だったかも分かる。

記録、といえば年金の記録が「?×5,000万件」だって。ったく、きちんと記録すること、それが仕事じゃないか。誰が責任とるんだョ、救済処置って誰を救済するんだ(やめておこう、政治的な話題は書かない事にしているから・・・)。



初めてテーブル席だった。内壁はこんな様子。大谷石(だと思う)で仕上げてある。石の厚さを変えているところがミソ。あたかも石を積み上げたかのような印象を与える。

昨晩飲んだ「八海山」という新潟県は魚沼の日本酒が旨かった。このお酒、この店ならOK、ということにならないと置かせてもらえないらしい。

♪お酒はぬるめの~ 燗がいい~っ、と八代亜紀が歌ったが、店の主人によるとこの酒は、ぬるめの燗で呑む(呑むの方が飲むよりのんべーな雰囲気が出るな)のが旨いのだそうだ。 確かに旨い酒だった。店のストックを全部呑んでしまった。 


 この手 誰の手 気になる手

● 酔族会 次回は7月20日(金)「樹」にて


生きものの「建築」に学ぶ

2007-06-02 | A あれこれ
 

 数年ぶりにツバメが我が家の車庫に巣をつくった。ツバメが巣をつくると糞で床が汚れるので歓迎しない向きもあるが、その一方で縁起がいいともいう。

私の車が汚れてしまうが、ここはポジティブに縁起がいい!と捉えよう。なにかいいことがあるかもしれない。

建築評論家の長谷川堯さんが著した本に『生きものの建築学』(1981年発行)がある。動物の巣が現代の建築に何かを語りかけるのではないか、そんなテーマで考えてみませんかと編集者にいわれたのが執筆のきっかけになったという。

いろんな生きものがつくる「家」とヒトの「家」、似ているところもあればそうでないところもある。両者を建築的な視点で比較し、論考を重ねていく。

「高層の家」という章ではスズメバチの巣がとり上げられている。巣盤があたかも高層住宅のように何層も重なっている。それを内包する大きな球状の外殻からなる巣は高層マンションのようだ。

連続する六角形柱の巣盤は丈夫で外殻の変形を拘束する構造体の役目も果しているだろう。外殻は雨に強い材質らしい。

先日書いた蜘蛛の糸もそうだが、生物がつくる構造体は実に丈夫に出来ているし、自然と共生する為の「技術」が駆使されている。そして自然素材だ。尤も最近ではプラスチックなどの「人工」素材を使うことがあるらしいが。

姉歯事件がきっかけになって改正された「建築基準法」が今月20日に施行される。改正点はいくつもあるようだが、主な改正は構造に関する内容。

規模や用途に応じて、建築確認では構造計算がOKか、ダブルチェックされるし(構造計算適合判定)、工事の途中で中間検査を受けることになる。

改正基準法に関する講習を受けることにしているが、その前にこの本を再読して「建築の基本」を復習しておくのもよいかもしれない。