透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

とりあえず長編を読む

2007-06-19 | A 読書日記


● 書棚を眺めていてこの本があることに気がついた。『日出る国の工場』平凡社 87年、20年前に発行されたノンフィクション。パラパラとページを繰ってみたが、内容を全く覚えていない。

安西水丸さんとのコンビの本は新潮文庫に何冊か収められている。今回の村上春樹を巡る80日間の旅行の対象は中・長編小説、ノンフィクションや翻訳本は含まれていない。熱心な村上ファンはおそらくこれらの本も読んでいるに違いないが、そこまでこの作家に集中しようとは思わない。

昨日の朝刊に第一回大江健三郎賞を受賞した長嶋有さんと大江さんとの公開対談の様子が紹介されていた。長嶋さんの作品は全く未読、芥川賞受賞作の『猛スピードで母は』は確か文春文庫に収められていたように記憶している。今度読んでみよう。

右の写真。この季節限定、木曽地方の名物「ほうば巻」。朴(ほお)の木の葉で包んだ餅菓子。米の粉を練って作った皮の中にあずき餡を入れ、朴の葉で包んで蒸して作る。柏餅の朴葉バージョン。「ほおば巻」が正しいと思うが「ほうば巻」と表記されている。