■ 高嶋哲夫氏の「もしも」のストリーはリアルで興味深い。『都庁爆破』宝島社文庫では東京がテロに襲われるという「もしも」のシミュレーションをリアルに描いてみせた。
『M8』集英社文庫はマグニチュード8の直下型大地震が東京で発生したら・・・というシミュレーション。いま関心の高い話題だ。
高嶋哲夫氏の経歴を見ると日本原子力研究所の元研究員で79年には日本原子力学界技術賞を受賞している。アメリカの大学に留学した後文筆活動を開始した、とある。
最新の知見を盛り込んだ大地震のシミュレーションを読み始めた。500頁を越える長編だが、この手の小説は好きだから一気に読めそうだ。