秋のフォトアルバム 穂高にて 撮影日080923
■ いがから顔をのぞかせているクリ。棘からヤマアラシを連想して、ヤマアラシのジレンマを思い出した。そう、ショーペンハウアーの寓話。
**ある冬の日、寒さに凍えた二匹の山アラシが肌を暖めあっていた。ところが近づきすぎると棘でお互いを刺すし、離れすぎると寒くなる。こんな繰り返しの後で、山アラシはお互い傷つけあわず、暖めあえる距離を見つけ出した。**(帯の紹介文より)
34年も前に読んだ本だか、書名と内容をなんとなく覚えていた。人間関係における適切な心理的距離のとり方に関する論考。当時話題になった本だと記憶している。
『山アラシのジレンマ』L.ベラック著 小此木啓吾訳/ダイヤモンド社 昭和49年1月 初版発行