透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「雨のち晴れて、山日和」

2008-09-02 | A 読書日記


 先日、今 和次郎の『民家 見聞野帖』柏書房を取り上げました。民家や民具などを細かく観察して数多くのスケッチやメモを残した今さん。観察の基本はやはりスケッチすることだと思います。漫然と対象を見ているだけでは気がつかないことでもスケッチをすることで見えてきます。

『雨のち晴れて、山日和』唐仁原教久/新潮文庫はイラストレーターの著者の山行記。イラスト満載で楽く読むことができました。全国各地で買い求めたお土産もイラストで記録しています。やはりこうして記録しておくと後から見ても楽しいでしょうね。写真に撮って「ハイ、オシマイ」より記憶にも残るでしょう。

そういえばNHKのテレビ番組の企画で日本全国の鉄道を乗りつぶす旅をした俳優の関口さん(名前を正確に覚えていません)もスケッチブック持参で旅の記録を描いていました。なかなか味のあるイラストでした。

私のスケッチブックと水彩絵の具は長いこと机の引出しで眠っています。

この秋こそはスケッチに出かけよう!?

路上観察 レアなポスト(改稿)

2008-09-02 | A あれこれ

  
                 贄川郵便局外観

 贄川(にえかわ)は塩尻から木曽路に入って最初の宿場でしたが、もう往時の面影を留めてはいません。その贄川の街中にある郵便局は特にこれといった特徴のない平凡な局舎です(写真上)。ところが局舎の前の丸いポストは全国で2つしかないレアなものなんだとか。先日このことが「市民タイムス」に紹介されていました。

どこがレアなのかといいますとポストの正面に記されているのは「郵便」「POST」それに郵便マーク「〒」です(写真下左)。ところが贄川の丸いポストには「POST」ではなく「LETTER」と記されています(写真下右)。この「LETTER」がレアなんだそうです。

あと1つがどこにあるのか先の新聞記事には紹介されていたと思いますが、忘れました。徳島県だったかな(正しくは香川県と後日判明)。

と思ったことはメモしておかないとだめですね。


左 ふつう 中津川市内  右 レアもの 塩尻市贄川

先日、国道19号線(木曽路)を車で走っていてこのポストのことを思い出して寄り道してきました。

普通の丸いポストを見かけましたので写真を差し替えました。