■ 先日大地震に見舞われたハイチ、カリブ海の国ということくらいしか知りませんでしたが、コーヒー豆の産地なんですね。かつては世界有数の産地だったとか。
ハイチは2004年の政治危機による政情不安や自然災害などによって、経済、社会は厳しい状況が続いていたそうですね。そのころのコーヒー豆に比べると、品質の良い豆になったそうです。今日、カフェ・シュトラッセのマスターから聞きました。それが今回の地震でどうなってしまうのか・・・。
「雪は天から送られた手紙である」、雪の研究に生涯を捧げた中谷宇吉郎の詩的なことばですが、これに倣えばマスターにとってコーヒー豆は産地から送られた手紙である、ということになるのかもしれません。丁寧にハンドピックしていると豆の大きさや形などから産地の様子がわかるというわけです。
いつもは深煎りのケニヤを味わっていますが、今日はハイチをいただきました。浅煎りのハイチは優しい、穏やかな味でした。
こうしてゆっくりハイチを飲みながら、文庫本を読んでいる、自分。ハイチでは多くの犠牲者が出、いまこの時間も懸命に救助活動が行われているというのに・・・。
なんだか、申し訳ないような気持ちになりました。