■『「論語」に帰ろう』守屋 淳/平凡社新書 読了。
昨年の11月に東京駅前、オアゾの丸善で買い求めた本です。カバーに描かれている日本地図、いままで注目したことなどありませんでしたが、古今「東西」について考えている頭であらためて見てみると・・・。かなり東西方向にデフォルメされていますね。この略地図には日本の形のイメージが反映されているんじゃないでしょうか。違いますか、別の理由から?
では、知っている日本の古地図を思い浮かべてみてください。そう、たとえば高校の日本史の教科書に載っていたような地図を。正確な日本地図と比べると、本州が横向き、東西方向になっていませんか? 当時の日本人がイメージしていた日本の形が投影されていると思うのですが、いかがでしょう・・・。「日本 古地図」でネット検索してもそのような地図がヒットします。
今日、書店で下の本を見つけました。カバーに載っているのは対馬の地図です。実際の形とはまったく違う対馬の地図。タイトルの『なぜ対馬は円く描かれたのか』は「なぜ日本が東西方向にひき伸ばされて描かれたのか」と同様の問題意識から著されたのでは、そう思って買い求めました。
こんな地図が載っています。この地図を見ただけでもワクワクします。実は以前私も北を下にして日本地図を教室の壁に張る(←過去ログ)ということをS君と話したことがありますから。
今週の隙間読書が楽しみです。