透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

cool系

2010-09-10 | A あれこれ


 茅野市美術館で開催されていた「藤森照信展」が終了した。展覧会の目玉だったこの「空飛ぶ泥舟」は高過庵の隣に移設することになっているとのことだ。会期中に藤森さんが明らかにしていたらしいが、「新建築」の9月号にもこのことが紹介されている。

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ところで、「新建築」には槇さんの最新作「マサチューセッツ工科大学 新メディア研究所」が載っている。この作品に関するインタビュー記事に槇さんが研究所を創設した中心メンバーのひとりにwarm系と cool系のどちらがよいか尋ねたことがでてくる。で、答えがcool系だと。それでデザインの方向性が決まったとのことだ。

warm系と cool系というのは建築デザインのテイストで、藤森さんの赤と白という対概念に近いものだろう。なるほど、分かりやすい捉え方だ。

槇さんのデザインは超cool系、真っ白だと思うのだが、仮にwarm系が求められたらどんなデザインになっていただろう・・・。



メモ)
槇さんはwarm系の作品として「東京キリストの教会」を挙げている。