透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

070~076 茅野の火の見櫓たち

2010-09-25 | A 火の見櫓っておもしろい

 茅野の火の見櫓たちを紹介します。


①070


②-1   071


②-2 JR中央東線青柳駅近く

①と②の火の見櫓は中央東線の電車からよく見えます(進行方向右側の窓から)。
②は重量鉄骨で組んだ火の見。


③-1  072


③-2 金沢 大沢


④-1  073  

踊り場への梯子の掛け方に注目


④-2 金沢小学校前
 
屯所の2階から直接上ることができるように空中梯子が掛けられています。


⑤  074 金沢 下町


⑥  075 宮川 坂室


⑦  076 宮川 田沢

火の見櫓の後ろに邪魔なモノが・・・


 


068 十基十色

2010-09-25 | A 火の見櫓っておもしろい



 
068

 松本市波田に火の見櫓が何基あるのか分からないが、いままでに4基観察した。あと1基、国道158号線沿いにあることに気が付いているが、車を停める場所がなく、観察できないでいる。

この火の見櫓の柱脚部分は写真のようにベースプレートとアンカーボルトが露出している。これは火の見櫓では珍しいのでは。私は初めて見た。コンクリート基礎に埋め込んでいるのが一般的ではないかと思う。

火の見櫓の構成要素はそれ程多くはないが、デザインは「十基十色」だ。

火の見櫓っておもしろい!  


 


旧波田町役場庁舎

2010-09-25 | A あれこれ
『火の見櫓 地域を見つめる安全遺産』鹿島出版会  によると長野県内には火の見櫓が2300基くらいあると推定されるという(松本在住の方が1870基確認したそうだ(2004~2005年))。

そんなに多いならこのブログも火の見櫓にカテゴリーを限定してしまおうかなどと考えたが、それでは書いていてつまらない。発散型人間にはカテゴリー限定ブログは無理だ。もっとも最近は火の見櫓を取り上げることが多いが。

さて、今回は先端のデザイン。

大正14(1925)年に建設された木造の波多村役場(当時は波田ではなく波多と表記していた)。


旧役場庁舎全景 

L型プランの場合、折れ点をエントランスにしていることが多い。左右対称重視の結果か。玄関ポーチの上がバルコニーになっている。当時はなかなかハイカラな庁舎だっただろう。


屋根の上の平面形が四角形の塔

塔の方形(ほうぎょう)の屋根を銅板一文字葺きとし、頂部に槍の先のような飾り(フィニアル)を付けている。手前の切妻屋根の棟端にもやはりフィニアルを付けている。

フィニアルは西洋館に必須のアイテム。垂直性を強調した中世ゴシック教会のデザインを明治初期にそのまま取り込み、それが全国に広がった、ということか・・・。

ここを訪ねたのは休日で中に入ることはできなかった。塔の部分の内部空間がどうなっているのかいつか確認したい。