透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

054 麻績村の火の見櫓

2010-09-05 | A 火の見櫓っておもしろい

 
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 松本から長野自動車道で麻績(おみ)ICまでは30分くらい。今回は麻績ICで下りてすぐ、麻績村の火の見櫓。

高さの割には櫓が太くてがっしりしているというのが第一印象。人に見立てるとしたら(残念ながら)男性。

櫓は上方に向かって次第に細くなり、見張り台の下あたりから太さが変わらなくなるものが多いように思うが、この櫓は屋根に至るまでずっと細くなり続けている。あと3段くらい伸びていたら、なかなかのプロポーション、女性的な印象になったかもしれない。いや、脚をひろげ過ぎかな・・・。

この屋根のように反(そ)っている場合は、和風の雰囲気になるが、寺社の屋根の勾配はこれ程きつくはないだろう。

屋根のてっぺんにはがっしりした避雷針と蔓状の飾り(名前があるはずだが分からない・・・)がついている。

梯子が見張り台の上まで伸びているから、上り下りしやすいはず。見張り台の手すりは直線材のみで構成されていて飾りが無い。床には鋼板が張られている。踊り場もある。

麻績村や隣の筑北村には何基か火の見櫓がありそうだ。