■ 昨日(11日)の日帰り東京、電車内は私にとって最も読書に集中できる空間なのだが・・・。
この頃火の見櫓にぞっこんな私は、窓外に見える火の見櫓が気になってしかたがなくて甲府駅を過ぎるころまでは持参した文庫(『大好きな本 川上弘美書評集』文春文庫)に集中することができなかった。
塩尻駅を過ぎると1基目の火の見が目に入る(昨日は進行方向右側の席に座った)。2基目は岡谷駅の近く、屋根の装飾がハデハデで目立っていた。
茅野駅の先、青柳駅あたりで続けて目にした火の見が3、4基。それぞれ集落の遠景によく馴染んでいて好ましかった。
窓台にメモ帳を置いて火の見が見えるたびに「正」を書いていった。 甲府駅までで「正」が3つになった。15基、目にしたことになる。
長坂駅(山梨県)の近くで屋根がヴォールト型(学校の体育館の屋根によくあるかまぼこ型)の火の見櫓を一瞬目にした。ヴォールト型の屋根があっても不思議じゃないのになぜ無いのだろう・・・、といままで思っていたから、思わず「あっ!」と声をあげてしまった。やはりあった。
レアなヴォールト屋根の火の見櫓は長坂駅の近く、覚えておかなくては。
しばらく前までは、諏訪から茅野にかけて窓外にたてぐるみの民家を、塩山駅あたりではやぐら造りや突き上げ屋根の民家をさがすのが常だったのに・・・。
景色って、何に注目しているかでまるで違って見えるんだなぁ~。