常念岳 110622
■ NHKの連続テレビ小説「おひさま」をときどき見ています。今朝(22日)はBSプレミアムで朝7時半から見ました。
時は太平洋戦争末期、昭和20年3月。この月の10日、東京大空襲。東京から安曇野に縁故疎開している幼い姉妹の両親が列車で信州に向かう途中に空襲で亡くなってしまいます・・・。
陽子先生はそのことを静かに杏子(漢字表記は新聞のテレビ欄で知りました)ちゃんに伝えます。悲しみにじっと耐える杏子ちゃんの姿・・・。だめです、涙もろい中年はここで涙、涙。
「もおらしいわや~」、お袋ならきっと声に出したに違いありません。「もおらしい」というのはこちらの方言で「かわいそう」という意味です。
杏子ちゃんが今度はこのことを妹に話します。「うそだぁ~」泣きくずれる妹(ときどきしか観ていないので名前を知りません)。 このシーンでも涙がポロポロ・・・。
このとき、ふと思いました、東日本大震災で両親を亡くした子どもたちのことを。「あの日、幸福な家庭を津波が奪ってしまった・・・」
幸せってごく普通の暮らしの中にある、ということを改めて感じました。 不幸せって、「幸せ感度」が鈍くなってしまうことなのかもしれません。