透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

狛犬

2013-04-17 | F 建築に棲む生き物たち


妙義山中之嶽神社の彩色狛犬

■ 前稿に載せた伊勢神宮を紹介する雑誌を同僚のN君(彼も御白石持行事に参加予定)に見せた。彼も買い求めていた。ただ、まだ読んでいないとのことだった。

N君に「U1さん、一般の神社にはあるのに、伊勢神宮にはないものってなんだか分かりますか?」と訊かれた。その答えは狛犬だった。では、なぜ伊勢神宮には狛犬がないのか? 

天照大御神が伊勢の地に鎮座したのは紀元前のこと、狛犬が日本に伝わってきたのは平安時代のことだという。そう、伊勢神宮ができたのは狛犬が伝わるはるか前のことだったからというのがその理由だとN君が説明してくれた。狛犬を後年設置した神社もあるだろうが、伊勢神宮はそうしなかったということだろう。

載せた狛犬は妙義山中之嶽神社もの。狛犬のルーツを辿るとどうやらスフィンクスにまで行きつく(?)ようだが、詳しいことは分からない。

これはレアものなんだろうか、それともよくあるタイプなんだろうか。狛犬好きなのぶさんにこの狛犬を鑑定してもらおう・・・。


 


伊勢神宮 式年遷宮

2013-04-17 | A あれこれ



 伊勢神宮では20年に一度、社殿のみならず装束や神宝を新しくつくりかえ、大御神に新しいお宮にお遷り願う式年遷宮が行われます。今年で62回目となる式年遷宮が始まったのは、なんと690年のことだそうです。ということは1300年以上も前から、脈々と受け継がれてきたことになるわけですね。これにはただただ驚くばかりです。

先日買い求めた雑誌によると、式年遷宮にはいくつかの行事があって8年の歳月をかけて行われるとのことです。山口祭、木本祭、御杣始祭、・・・川原大祓、御飾、遷御、大御饌。

一連の行事のひとつに完成した正殿の敷地に敷く白石を奉献する御白石持(おしらいしもち)行事があることを知りました。ある宮司さんのご紹介でこの行事に参加させていただくという機会を得ました。その際、完成したばかりの正殿を目の当たりにできるのです。今からその日を楽しみにしています。

伊勢神宮で行われている様々な祭典、儀式のことなどを勉強中です。何も知らないので・・・。神事に関することばには全く馴染みがなく、漢字が読めません。ああ、なんということだ・・・。