■ リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』紀伊國屋書店を読む。
え、今ごろ? と思われるかもしれない。そう、今ごろ。でも、まあ、読みたい時が読みごろということで。奥付を見ると、発行が1991年となっている(第2版)。ということは25年も前だ。かなり話題になった本で、読んでみたいと思ってはいたものの、今まで書棚に収めたままだった。
**われわれは生存機械――遺伝子という名の利己的な分子を保存するべく盲目的にプログラムされたロボット機械なのだ。** この本が出版された1976年版へのまえがきに著者はこのように書いている。よく知られている1節だ。この部分だけが独り歩きした感もなくはない。
著者は私のような一般的な読者、門外漢のために専門用語をほとんどまったく使わないようにしたということも前書きに書いている。この言葉を信じて読んでみよう。進化生物学どころか、生物学に関しては何も知らないが・・・。
この本の目次は次の通り
人はなぜいるのか
自己複製子
不滅のコイル
遺伝子機械
攻撃―安定性と利己的機械
遺伝子道
家族計画
世代間の争い
雄と雌の争い
ぼくの背中を掻いておくれ、お返しに背中をふみつけてやろう
ミーム―新登場の自己複製子
気のいい奴が一番になる
遺伝子の長い腕
目次から、硬い理系本ではなく、楽しい読み物という雰囲気が伝わってくる。そうだといいのだが。
4500
カテゴリー別の記事の数を電卓叩いて合計して確認した。合っている、本稿でちょうど4500稿。
目指せ、5000稿!