信濃毎日新聞6月9日付朝刊第3面
■ 今日(9日)の信濃毎日新聞朝刊の1面トップに新元素「ニホニウム」原子番号113番 元素記号Nh 日本初 理研が命名案 という見出しの記事が載っていた。
記事には**ニホニウム 原子番号113番の新元素。(中略)自然界で見つかったのは92番のウランまで。93番のネプツニウムから先は人工的に合成されて存在が確認された。理化学研究所のチームは、30番の亜鉛の原子核を光速の10%まで加速して83番のビスマスにぶつけて核融合を起こし、ニホニウムを合成した。寿命はわずか500分の1秒と短く、化学的性質はほとんど分かっていない。**とある。
第3面に大きく元素の周期表が載っている(写真)。元素の周期表を見るのは何年ぶりだろう・・・。大学受験のころ以来かもしれない。
この表の水素、ヘリウム、リチウム、ベリリウム・・・を「水兵リーベ僕の船・・・」と今も覚えている。この覚え方でケイ素、リン、硫黄、塩素、アルゴン、カリウムまで、いやその次のカルシウムも覚えている。「シップスクラーク、カル」と。 その先は覚えなかったと思う。
1面の解説記事を読むと**「水兵リーベ僕の船」でおなじみの元素周期表の113番目に日本にちなんだ元素名が加わり、日本の基礎科学の実力を世界に示すことになった。**と、「水兵・・・」が紹介されている。どうやらこの覚え方は今でもよく知られているらしい。
中央紙がこのニュースをどのような扱いで報じているかわからないが、元素の周期表がこれほど大きく載ることがあるなんて、思ってもみなかった。