■ 11月の読了本は2冊。別にノルマを課しているわけでもないが2冊は少ない、大著を読んだわけでもないのに・・・。
『日本の景観 ふるさとの原型』樋口忠彦/春秋社 1981年に購入した本の再読。日本の景観をいくつかのタイプに分類し、その構造を明らかにする試み。更に都市景観を地形景観のアナロジーとして捉え、魅力的な都市景観について論じている。
なぜ火の見櫓のある風景は魅力的なのか、自らに課したテーマの答えを導き出すヒントになりそうな本を来年にかけて何冊か読みたい。
『弘法大使空海と出会う』川崎一洋/岩波新書 本書の章立ては次の通り。
はじめに 四国の霊場にて
第一章 生涯を辿る
第二章 霊跡を巡る
第三章 姿をイメージする
第四章 芸術に触れる
第五章 著作を読む
第六章 言葉に学ぶ
おわりに 大師に出会える場所
空海の思想を理解しようなどと考えているわけでは決してない。菩提寺が真言宗だから、その開祖・空海について少しでも知識を得ようと数年前から空海について書かれた本を読んでいる。空海は天才的な能力と強運の持ち主だ。
京都の東寺講堂の仏像群をじっくり観たくなった。