透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

1300 東御市布下の火の見櫓

2021-09-21 | A 火の見櫓っておもしろい


1300 東御市布下 4脚4〇型 撮影日2021.09.20

 小県郡長和町から北佐久郡立科町を抜けて東御市へ。市内で出会った火の見櫓。姿形がごく一般的な1基。銘板が取り付けられていて、昭和30年(1955年)11月16日と建設年月日が記されていた。





カンガルーポケットは踊り場として実に合理的で面積が少なくてすむ。この写真のような平鋼の交叉ブレースだと火の見櫓という感じがしない。送電鉄塔のような印象を受ける。やはり火の見櫓の交叉ブレースはリング付きの丸鋼でないと・・・。





1299 東御市島川原の火の見櫓

2021-09-21 | A 火の見櫓っておもしろい


1299 東御市島川原 4脚4〇型 撮影日2021.09.20

 東北信の火の見櫓は総じて良好な状態が保持されているような印象だ。この火の見櫓然り。





見張り台にスピーカーが設置されていないので、すっきり。これが本来の姿。半鐘も木槌も吊り下げてあるが、それだけでうれしくなる。方形(ほうぎょう、4角錐)の屋根に小ぶりな蕨手、避雷針にも蔓状の飾りを付けてある。



櫓の反対側に回って櫓中間の踊り場(バルコニーのように持ち出した踊り場をカンガルーポケットと呼んでいる。愛称を付けることで親しみがわく)を見る。丁寧にきちんとつくってある。



脚部。アーチ状の部材を柱と共にコンクリート基礎まで伸ばしてある。プレートで柱に固定し、そこから下は柱単材で基礎まで伸ばしてあるものが多いと思うが、強度的にはこの方が好ましい。望ましいのはトラス脚。