■ 10月14日は鉄道の日だとラジオで聞いた。でもなぜ? ネットで調べて、明治5年(1872年)10月14日に新橋―横浜間に日本で最初の鉄道が開通したことにちなんで平成6年(1994年)に定められたということが分かった。
鉄道マニアはいくつかのカテゴリーに分けられる。「撮り鉄」や「乗り鉄」はよく知られているが「読み鉄」もある。ただし読み鉄は一つに定まっていない。時刻表を精読することを楽しむ人たち、列車に揺られながら本を読むことに愉悦を見出す人たち、鉄道について書かれた本を読むことを楽しむ人たちなどが挙げられる。私はマニアと自称するほど鉄道が好きなわけではないが、鉄道旅は好きだし、鉄道について書かれた本を読むのも好きだ。この頃は鉄道に関する技術的なレポートをまとめたような内容の新書を時々読んでいる(過去ログ)。
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昔は鉄道紀行エッセイをよく読んだ。宮脇俊三さんの『時刻表2万キロ』(河出書房新社1978年)や『最長片道切符の旅』(新潮社1979年)は記憶にある。コロナ禍が収束しつつあるのか、感染確認者数がこの頃全国的にかなり減少している。とは言え、まだ越県するような旅は避けた方がよさそうだ。読み鉄で我慢するのが賢明かもしれない。
いつか冬の荒涼とした日本海を窓外に見て、日本酒をチビチビやりながら北上する一人旅をしたいと思う。