透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

1311 辰野町沢底の火の見櫓2

2021-10-16 | A 火の見櫓っておもしろい

 辰野町には何回も出かけているが、沢底川沿いに集落が点在している沢底地区は初めてだった。入村という一番奥の集落にある最古の道祖神を見るために出かけたが、途中で火の見櫓とも出会った。


1311 上伊那郡辰野町沢底 3無66型 撮影日2021.10.16 




この様子からだいぶ前から使われていないことが分かる。消えゆく火の見櫓・・・。


 


1310 辰野町沢底の火の見櫓1

2021-10-16 | A 火の見櫓っておもしろい


1310 上伊那郡辰野町沢底山寺 3無66型 撮影日021.10.16


 櫓の高さを稼ぐためだと思うが、主要道路から脇道に入り、一段高くなった所に立っている。主要道路側からは鬱蒼とした竹藪に遮られて火の見櫓は殆ど見えない。


火の見櫓全形 見張り台の高さは約7.8メートル。外付け梯子直登で見張り台へ。


見張り台の床面と梯子の取り合いの様子 手すりはカットしないで繋いでいる。手すりを構造的に成立させるためと団員への安全上の配慮。半鐘は屋根の中心から吊り下げてある。


消防信号板を見張り台の内側に向けて取り付けてある。これが正解だと思う。外側に向けたのでは打鍾する時、見ることができないから。


脚元 柱間隔は1.8メートル(1間)。外付け梯子を登り降りするのだから、櫓の中に入る必要がなく、このようにブレースを設置しても支障無いが、やはり脚は欲しい。脚元周りの雑草を刈っているのかもしれない。もしそうなら嬉しい。


 


辰野町赤羽の火の見櫓

2021-10-16 | A 火の見櫓っておもしろい


(再)上伊那郡辰野町赤羽 4脚44型 撮影日2021.10.16





 火の見櫓の全形を正面から見る。向かって右側の脚部に消火ホースを引き上げるための手動のウインチを取り付けてある。フックに消火ホースを掛けて、引き上げるのだが、ハンガーの動きを拘束するためのガイドレールを見張り台まで設置してある。レールには2カ所ホースが風にあおられてあばれないように丸鋼を加工した、(名前が分からない・・・)金物を付けてある。火の見櫓の見た目は芳しくないが、消火ホース乾燥塔という機能面からは好ましい。


脚の付け根、この位置で梯子を切り換える意図は不明。


梯子の上端は床面より上に突き出しておく方が登り降りしやすいが、これは床面まで。手すりの高さはもう少し欲しい。