透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

長野市権堂町 秋葉神社の狛犬

2022-06-03 | C 狛犬

350
長野市鶴賀権堂町の秋葉神社

 善光寺から長野駅に向かう途中で権堂商店街に入った。アーケードを進むと、秋葉神社があった。久しぶりに狛犬観察をした。

 
 
口を閉じている狛犬(向かって左)と口を開けてる獅子(向かって右)

左の狛犬は前を向かず横を向いて参道を見ている。これが大きな違いなのかどうか分からないが、他に造形的な違いはあまり無い。後ろ姿はよく似ている。狛犬には角があり獅子には角がないとされているが、向かって右の獅子の方が角に見える。

  


左側の狛犬の台座に慶應四年戊辰六月と建立年が刻まれていた。西暦1868年、今からおよそ150年前ということになる。この狛犬のように古いものを観察するのは楽しい。

残念なことに昭和以降、岡崎で狛犬が大量生産されるようになり、全国に広まったということだ。岡崎現代型と呼ばれるこのような狛犬を見てもおもしろくない。なかなか上手いデザインだとは思うけれど・・・。


 


善光寺御開帳

2022-06-03 | A あれこれ

 昨日(06.02)善光寺の御開帳に出かけてきた(前回の御開帳の様子)。


善光寺山門


山門から仁王門を望む。長野駅から善光寺までおよそ2キロの参道を歩いた。


善光寺本堂の前に立つ回向柱に向かう参拝者の列

回向柱から伸びる長蛇の列の最後尾につく。思いの外早く回向柱に触ることができた。その後、本堂でお参り。


回向柱の正面上部の墨書の梵字は上から空 風 火 水 地、仏教的な世界観の構成要素だという。

回向柱と秘仏の御本尊の御身代わりである前立本尊の御手が善の綱によって結ばれている。参拝者は回向柱に触ることで前立本尊と直接的に繋がる。運命の赤い糸は目に見えないけれど、こちらは目に見えるから実に分かりやすい。

今年は良いことがあるだろう。

*****


善光寺世尊院釈迦堂




西光寺