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「カミジョウミカ展2021+1 芋虫のような手指で描く自分」
作品展が開催されている朝日美術館
■ 朝日美術館に行き、開催中の「カミジョウミカ展2021+1 芋虫のような手指で描く自分」を鑑賞してきた。会場に展示された数多くの作品の楽しい形、豊かな色彩、細密描写に魅せられた。微風にも野の草花が揺れるように、心に浮かぶイメージを何かに縛られることなく自由に表現しているように思われる。うまく描こうなどという邪念を全く感じない作品に感動、作品を鑑賞し始めて間もなく涙が出た。
**描くことは生きること。生きることは描くこと。
そして、日々「おもしろオカシク楽しく描く」**
というカミジョウミカさんのことばがリーフレットに載っている。これは単なるコピーではもちろんなく、心から思い、日々実践していることだろう。
数多くの作品(*1)に彩られた展示室
ぼくは抽象画が好き。どの作品もとても魅力的だったけれど、左側の展示パネルの紫色の作品「マボロシの街に宇宙人がいた」が一番気に入った。好きな色使いだから。会期中にもう一度出かけたい、と思う。
■ 緑豊かな朝日村の美術館(長野県東筑摩郡朝日村古見1308 電話:0263-99-2359)で開催中の「カミジョウミカ展2021+1」をみなさんにおすすめします。
*1 作品リストには176点もの作品が載っている。