『忘却の河』福永武彦(新潮文庫1979年17刷)
■ 何回も繰り返し読んだ数少ない作品のうちのひとつ。初読は1981年9月。この作品のキーワードは「孤独」。
**御自分が寂しい人だから、わたしみたいな寂しそうな女を見ると親切にしなくちゃ気がすまないのよ。**(54頁)
ブログの過去ログを確認すると、この件(くだり)を何回も引用して載せている。なぜ、この件か、もちろん分かっているが、ここに書かない。今後、もし再読するとすれば『草の花』だと思う。だが、この『忘却の河』は残さなくては・・・。
このカテゴリーで取り上げた文庫を自室の書棚に並べなおしているが、数えると『忘却の河』が100冊目だった。101冊目の誤り。再読した『桂離宮』和辻哲郎が漏れていた。
『草の花』福永武彦(新潮文庫1981年45刷)
このカテゴリーに載せている作品はだいぶ昔のものが多いです。
再読してみたい作品もありますが、長編を読む気力が衰えています。