■ なぜか前稿が消えてしまいました。パソコンが、いや私が何かしでかしたのでしょう。
今年は「国民読書年」だそうですね。文字・活字文化振興法の施行5周年にあたる今年を国民読書年にすることが、2008年に国会で決議されていたそうです。
今日、14日の朝刊の文化欄は国民読書年の特集でした。作家の恩田 陸さんが読書の魅力について語っています。恩田さんの小説は新潮文庫に収録されている『夜のピクニック』しか読んだことがありませんが、気になる作家のひとりです。
新聞には恩田さんの顔写真と共にプロフィールが載っています。仙台市生まれ、ということは知っていましたが、幼少の頃に松本で暮らしたことがあるとは知りませんでした。今度何か読んでみようと思います。
さて、本題。
『神社の系譜 なぜそこにあるのか』宮元健次/光文社新書を読み終えました。このところ速読しています。今年になって読み終えた本がこれで5冊になりました。
この本では「自然暦」という視点から神社の配置を捉えています。「自然暦」なる言葉をはじめて知りましたが、太陽の動きを神の宿る「神社」の配置に応用したものだと、著者は説明しています。
ある神社と背後にある山を結ぶ線の方向に冬至の日が沈むとか、夏至の日が昇るとか、この手の話が満載です。古今「東西」がこの本を連れてきた、という感じです。本の内容については機会を改めて書こうと思います。
次、『自然界の秘められたデザイン 雪の結晶はなぜ六角形なのか?』イアン・スチュアート/河出書房新社。
昨年の11月に東京した時(「東京する」などという表現はいかがなものか、と自分でも思いますが、好きなので)、丸善本店で買い求めました。
帯の**数学的秩序に満ちた美しい世界はなぜ生まれるのか?**に惹かれました。自然が数学的秩序に満ちているのは一体なぜなのか、興味深いテーマです。
この本を読み終えたら、小説モードに変えようと思っています。
夕方、書店に出かけてみると小川 糸さんの『食堂かたつむり』が平積みされていました。写真は単行本のように見えるかもしれませんが、文庫本です。早いですね、もう文庫(ポプラ文庫)になっていました。
小川さんの『喋々喃々』や確か穂高が舞台の『ファミリーツリー』も読んでみたいと思いますが、まず話題になったこの小説です。
恩田さんは読書は日常習慣の一部だと語っていますが、私もそうです。今年も「本の連鎖」を楽しみたいと思います。以上!