史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

下諏訪 Ⅲ

2021年12月11日 | 長野県

(木の下)

 

明治天皇駐輦址

 

 諏訪湖の北東部をJR中央線が走っているが、その鉄路と並行して旧甲州街道が通じている。自動車がすれ違うのも難しいような道幅であるが、その甲州街道沿い下諏訪町立下諏訪博物館の真北に明治天皇駐輦碑が建てられている。近くに自動車を停める場所はないので、どこかで自動車を置いて歩いて向かうしかない。

 

 長野県は北陸や東海地方への通り道に当たることから、明治天皇の足跡が数多く残されることになった。戦前、明治天皇聖蹟碑は、「史蹟名勝天然紀念物保存法」により史跡に指定されていたが、戦後占領下において指定を一斉に解除された。史跡の指定を受けていれば、もう少し維持・保護の手が加わっていたかもしれないが、今では雑草に被われ、ほとんど忘れ去られているような聖蹟碑も多い。長野県の明治天皇聖蹟碑は、いずれも旧街道沿いに建てられたものが多く、比較的保存状態は良好だといえる。今回の調査で(まだ一部残っているものの)県下の聖蹟は一とおり踏破することができた。

 

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