今日は消防の出初め式。消防詰所が遠いので仮説場所へ寄附をもってゆく。
午後、区長さん来る。おそらく出初式の来賓で参列した後なのでしょう。
今年の2日に神社で手渡しておいた、資料
『 安房郡の関東大震災 』をもってきて、
そこにある『安房震災誌』からの引用の
『 安房郡震災被害状況図 』と
『 関東大震災安房地区被害一覧 』とを
集会の際に、この二カ所をプリントし配布したいとのこと。
そんなこんなを、区長さんと立ち話し。
庄野潤三著『ザボンの花』を読もうとするのですが、
遅々として読みすすまない。ゆっくりと読むことに。
私は最初に『明夫と良二』を読んでいたせいか、
『ザボンの花』の方が、夫婦の視点もでてきて、
サザエさんの四コマが活字化されたような気分。
その割に、先に読みすすめられないでおります。
『ザボンの花』に登場する四郎くんは、
さしずめ、サザエさんではタラちゃん。
「・・・四郎はひとりきりで、洗面器の中のえびがにと
メダカを見ていた。時々、えびがにはのろのろと動いて、
その脚がメダカの上にのっかる。
すると、四郎は大きな声で叱るのだ。
『 えびがにのばか、あし、のけえ 』
えびがにの脚がメダカから離れるまで、叱るのを止めないのである。
タカ子ちゃんが遊びにやって来た。四郎は、たちまち得意になって、
大声を出してタカ子ちゃんを呼び入れる。
『 タカ子ちゃん、来てごらん。こわいものがあるよ 』 」
これは第四章「えびがに」に出て来るのですが、この場面のつぎは
「 タカ子ちゃんが遊びに来ると、四郎はいつでも大よろこびで、
大いにサービス精神を発揮する。 」
という箇所があり、何とも四郎君の涙ぐましい対応が読めるのでした。
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