映画「コップ・カー」は今年公開のアメリカ映画
不思議な小品である。コーエン兄弟映画のようなブラックユーモア的な要素が強い。
ご存知ケヴィンベーコンはありとあらゆる映画にでつくし、ケヴィンベーコン数なんてけったいなものがあるくらい共演経験者が多いことで有名。その彼が出演を願望したという作品がこれだ。保安官であるが、どうも悪徳な匂いがプンプンする。そんな保安官が自分のコップカーを盗まれ、右往左往する話である。
放浪している2人の少年が荒野の草陰で無人のパトカーを見つける。好奇心だらけの2人がドアの取っ手をまさぐると開いてしまい、ダッシュボードには車のキーがある。面白半分にいじくるとエンジンがかかり、2人は運転をし出し、その場から遠く離れていく。。
時間をずらして、保安官を映す。死体をパトカーのトランクから引きずり降ろして、穴に埋めている。ケヴィン演じる保安官が悪であることはわかるが、どんな悪であるかはわからない。ところが、車を置いた場所に戻るとそこには何もない。大慌てで走り回る。保安官は車を盗まれたと言わず、署の女子職員に連絡して、無線に異常がないかを確認する。特に問題はないようだ。どうしたんだろうとあたりを探し回るあとに、放置されている自動車に目をつけ、盗んでしまう。発進した後、気づくと後ろからパトカーが追いかけてくる。検問のようであせるが。。。
少年の車はそのまま広大な大平原を通る一本道を走り回る。しばらくして、前方から一台の車が走ってくる。運転している女性は前面から蛇行運転をしているパトカーを避けると、そこに少年が運転していることに気づき驚く。
彼女は町で出会った警官に少年が運転していたよと訴えるのである。一方で、少年たちは車を止めた時にトランクで物音がするのが聞こえる。どうしたんだろう。空けると血だらけの男がいる。どうやらうごめいているようであるが。。。
たった半日の物語である。短編小説のようなものである。
凝縮して、ブラックユーモアを語り続ける。余計なことは言わない。登場人物は少ない。ここに関わるのは2人の少年、保安官、トランクの中にいる血だらけの男、子供が運転していると警察にタレこむ女が主要人物だ。少年たちの会話にそれぞれの家族の話が出てくるが、保安官と血だらけの男との関係はわからない。タレこむ女はただの通りすがりだ。
離れているように見える人物が、あるとき収束する。
そして考える。この先どうなるのか?と
こういう瞬間が一番楽しい。
予想と違うストーリーが続くは言うまでもないが。。。
伏線が散りばめられ、ここで終わりかと思った瞬間に逆転する。
不思議な小品である。コーエン兄弟映画のようなブラックユーモア的な要素が強い。
ご存知ケヴィンベーコンはありとあらゆる映画にでつくし、ケヴィンベーコン数なんてけったいなものがあるくらい共演経験者が多いことで有名。その彼が出演を願望したという作品がこれだ。保安官であるが、どうも悪徳な匂いがプンプンする。そんな保安官が自分のコップカーを盗まれ、右往左往する話である。
放浪している2人の少年が荒野の草陰で無人のパトカーを見つける。好奇心だらけの2人がドアの取っ手をまさぐると開いてしまい、ダッシュボードには車のキーがある。面白半分にいじくるとエンジンがかかり、2人は運転をし出し、その場から遠く離れていく。。
時間をずらして、保安官を映す。死体をパトカーのトランクから引きずり降ろして、穴に埋めている。ケヴィン演じる保安官が悪であることはわかるが、どんな悪であるかはわからない。ところが、車を置いた場所に戻るとそこには何もない。大慌てで走り回る。保安官は車を盗まれたと言わず、署の女子職員に連絡して、無線に異常がないかを確認する。特に問題はないようだ。どうしたんだろうとあたりを探し回るあとに、放置されている自動車に目をつけ、盗んでしまう。発進した後、気づくと後ろからパトカーが追いかけてくる。検問のようであせるが。。。
少年の車はそのまま広大な大平原を通る一本道を走り回る。しばらくして、前方から一台の車が走ってくる。運転している女性は前面から蛇行運転をしているパトカーを避けると、そこに少年が運転していることに気づき驚く。
彼女は町で出会った警官に少年が運転していたよと訴えるのである。一方で、少年たちは車を止めた時にトランクで物音がするのが聞こえる。どうしたんだろう。空けると血だらけの男がいる。どうやらうごめいているようであるが。。。
たった半日の物語である。短編小説のようなものである。
凝縮して、ブラックユーモアを語り続ける。余計なことは言わない。登場人物は少ない。ここに関わるのは2人の少年、保安官、トランクの中にいる血だらけの男、子供が運転していると警察にタレこむ女が主要人物だ。少年たちの会話にそれぞれの家族の話が出てくるが、保安官と血だらけの男との関係はわからない。タレこむ女はただの通りすがりだ。
離れているように見える人物が、あるとき収束する。
そして考える。この先どうなるのか?と
こういう瞬間が一番楽しい。
予想と違うストーリーが続くは言うまでもないが。。。
伏線が散りばめられ、ここで終わりかと思った瞬間に逆転する。