ロードムービーというジャンルがある。
旅、ないしは移動という動きの中でおこるいろんな出来事を主題とする映画のジャンルである。これがまたいけるんだなあ。
ロードムービーでもっとも著名なのは、「イージーライダー」「スケアクロウ」「テルマ&ルイーズ」などであろう。日本の作品では山田洋次監督「家族」がそのジャンルでは最高傑作だと思う。(これはいつか取り上げたい)
「イージーライダー」で描かれているバックのアメリカの風景は雄大かつ美しく、ロックミュージックとバイクが本当に合う。やはりロードムービーには、アメリカの広大な大陸が一番似合っているのであろう。
でも僕にとっては、ロードムービーナンバー1,2は「俺たちに明日はない」とデイヴィッドリンチ監督「ストレイトストーリー」である。前者はそのスピード感、次から次に変わる展開のよさで推したいし、後者はリンチ監督としては異色の作品、ある老人が兄が病気になりもう先がないといわれ、トラクターで6週間もかけ会いに行くという話。アメリカ南部における途中のさまざまな出会いの中で、米国とはこんなに人情味あふれる人たちが多かったのか?と改めてその暖かみを感じさせるすばらしい映画である。
この「ストレイトストーリー」と似たような場所を、テイタムオニールとライアンオニール実の親子が、親子っぽく振舞う他人を演じるのが「ペーパームーン」である。
ちょっといんちきがかった聖書売りのライアンにテイタムが同乗してある場所まで向かう。ちょっとおませなテイタムは、うだつの上がらないライアンを助け、聖書を売ってあげたり、飲酒法時代の詐欺まがいの闇取引をやったりする。ライアンに思いを寄せる女性をわなにはめたりする場面も面白い。
この作品もロードムービーの傑作といわれるが、テイタムの演技のすばらしさが際立つ。比較的「長まわし」のショットが多いのにもかかわらず、ライアンとの掛け合いをうまくこなす。10から11歳にしてこの演技はすごい。僕にとっては、彼女は「がんばれベアーズ」で最高の想い出を作ってくれた恩人。でもやっぱり若いときに才能発揮過ぎたのかもね。最近麻薬でつかまったなんてうわさあるし。。。
残念
旅、ないしは移動という動きの中でおこるいろんな出来事を主題とする映画のジャンルである。これがまたいけるんだなあ。
ロードムービーでもっとも著名なのは、「イージーライダー」「スケアクロウ」「テルマ&ルイーズ」などであろう。日本の作品では山田洋次監督「家族」がそのジャンルでは最高傑作だと思う。(これはいつか取り上げたい)
「イージーライダー」で描かれているバックのアメリカの風景は雄大かつ美しく、ロックミュージックとバイクが本当に合う。やはりロードムービーには、アメリカの広大な大陸が一番似合っているのであろう。
でも僕にとっては、ロードムービーナンバー1,2は「俺たちに明日はない」とデイヴィッドリンチ監督「ストレイトストーリー」である。前者はそのスピード感、次から次に変わる展開のよさで推したいし、後者はリンチ監督としては異色の作品、ある老人が兄が病気になりもう先がないといわれ、トラクターで6週間もかけ会いに行くという話。アメリカ南部における途中のさまざまな出会いの中で、米国とはこんなに人情味あふれる人たちが多かったのか?と改めてその暖かみを感じさせるすばらしい映画である。
この「ストレイトストーリー」と似たような場所を、テイタムオニールとライアンオニール実の親子が、親子っぽく振舞う他人を演じるのが「ペーパームーン」である。
ちょっといんちきがかった聖書売りのライアンにテイタムが同乗してある場所まで向かう。ちょっとおませなテイタムは、うだつの上がらないライアンを助け、聖書を売ってあげたり、飲酒法時代の詐欺まがいの闇取引をやったりする。ライアンに思いを寄せる女性をわなにはめたりする場面も面白い。
この作品もロードムービーの傑作といわれるが、テイタムの演技のすばらしさが際立つ。比較的「長まわし」のショットが多いのにもかかわらず、ライアンとの掛け合いをうまくこなす。10から11歳にしてこの演技はすごい。僕にとっては、彼女は「がんばれベアーズ」で最高の想い出を作ってくれた恩人。でもやっぱり若いときに才能発揮過ぎたのかもね。最近麻薬でつかまったなんてうわさあるし。。。
残念