映画とライフデザイン

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映画「スイングステート」スティーヴ・カレル

2022-03-09 21:36:38 | 映画(洋画:2022年以降主演男性)
映画「スイングステート」は2021年公開のアメリカ映画


映画「スイングステート」スティーヴカレル主演の選挙を題材にしたコメディ映画である。スイングステートとは大統領選挙で勝負の分け目となる激戦州のことである。おもしろそうなので、気になっていた。人気がなくあっという間に終了したのでDVDスルーで見てみる。

大統領選挙でのクリントン敗北で落ち込んでいた民主党の選挙参謀ゲイリー(スティーヴ・カレル)がウィスコンシン州の田舎での退役軍人ジャック大佐(クリス・クーパー)のスピーチをYouTubeで見て、激戦区での民主党票を集めるためにもジャックを地元の町長選で当選させようと乗り込んで行き、共和党から送り込まれた女性選挙参謀フェイス(ローズ・バーン)と競い合う話である。

それなりにおもしろいという感じかな?
もっとメジャーな選挙で競い合う話は多々あるが、あくまで田舎の町長選挙である。それなのに、民主党から選挙参謀だけでなく、データストラジストを送ったり、多額の政治資金を投入したり本気ムードが満載になる。共和党もそうなると黙っていない。大勢のインテリ分析官が選挙動向をデータ分析して対策をうったりするなんて話を繰り広げる。でも、インテリもうっかり勇み足をしてしまう。


ただ、基調はあくまでコメディだ。それを承知でストーリーを追っていく。

⒈民主党、共和党が実名
スティーヴカレル民主党の選挙参謀の役である。日本だったら、実際の党に似た党の名前をつける場合がほとんどだ。ましてやライバルの共和党の美人選挙参謀まで出てくる。トランプ贔屓のFOXニュースを使ってさらに揺さぶりをかけてくるなんて構図は日本の町長選挙じゃありえないでしょう。
対立と葛藤は物語の基本要素だけど、いかにもリアルな戦いで本気モードを面白おかしく作り上げるのがすごい。


⒉いったいどっちが勝つの?
共和党の美人選挙参謀がCMを流すと、民主党の支持者の前にクリスクーパー演じるジャック候補が入って、資金援助を得る。お互いに富豪の応援者も探してくる。おいおいいったいどっちが勝つの?

映画界には反トランプが多いので、民主党が勝つのかな?とずっと見ていき、投票日を迎える。勝敗は見てのお楽しみ。


退役軍人ジャック・ヘイスティングス大佐の名前を見て、世界史のヘイスティングスの戦いを思い出す。ノルマン人が英国に入ってきて、ウィリアム1世が生まれる1066年の戦いだ。これって固有名詞にこだわって何かを意識しているのかな?
コメント
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