映画「トゥ レスリー」を映画館で観てきました。
映画「トゥ レスリー」は宝くじで19万ドルを当てたシングルマザーが,賞金を使い果たしてしまいおけらに転落してしまった後の姿を描く映画である。主演のアンドレアライズボローがケイトブランシェットやグウィネス・パルトロウなどの映画界を代表する大女優から,演技を絶賛される。単館ものにもかかわらずアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。
アンドレア・ライズボローと聞いてもピンとこないが、自分のブログで名前を検索しただけでもトムクルーズ主演「オブリビオン」など3作出てきたし、履歴を見ると登場作品を10作も観ていて我ながら驚いた。メジャー作品の脇役で出演してきた英国の女優だ。それぞれの作品の顔とドランカーのレスリーの顔とはまったく結びつかない。興味があったので映画館に向かう。
6年前にレスリー(アンドレア・ライズボロー)が19万ドルの宝くじを当てた時の映像が映し出される。ハイになって今日は私のおごりよと意気揚々としている。ところが、今やレスリーはピンクのスーツケースを持って無一文状態だ。部屋代を払えずに追い出されて息子のジェームズ(オーウェン・ティーグ)がルームシェアしている部屋に潜り込む。気がつくと同室のルームメイトのカネをあさって飲んでしまう始末だ。
昔なじみの友人ナンシー(アリソン・ジャネイ)とダッチ(スティーヴン・ルート)を訪ねて泊めてもらっても、ついつい飲んでしまって追い出される。それでも、近場のモーテルで部屋掃除で雇ってもらうが、酒がやめられない日が続く。
女性の転落モノであるが、若干の日差しがさす。
宝くじが当たって日本円で2000万を優に超すお金を得た後の転落ぶりは察せよとばかりに何も語られない。想像はできる。日本ではパチンコなどのギャンブルによる転落は多いけど、ひたすら酒で使ったのであろう。飲んで気前が良すぎたのかもしれない。
現状でも良くなる気配がない。やさしい身内の息子にも呆れられる。正直、この辺りのダメ女ぶりが続くと観ていて退屈になってしまう。思わず時計をみてあまり時間がたっていないのでどうするんだろうなあと思っていた。
そんな時、モーテルの横で野宿してしまった時に、従業員のスウィーニー(マーク・マロン)に助けられる。しかも、このモーテルで働かないかといってくれる。いきなり、無一文なので前借りをする。でも、酒はやめられないので使ってしまう。翌日起きれない日も多い。あきれて追い出されそうになるのだ。
レスリーにも運があった。スウィーニーが優しく見守るおかげで少しずつ行動に変化がでてくる。復活の物語という色彩が徐々にでてくる。でも、周囲の目はキツい。それでも最後に向けては、思わず感涙にむせぶ場面もでてきた。ハートフルな感触で今後のレスリーの人生に期待を持つ。
自分のブログ記事を見直しても、シングルマザーの貧困生活というジャンルは多くても、ここまでの女性のアル中を描いた作品はない。アル中になると、手も震えるし、少し顔が老化する。レスリー役のアンドレア・ライズボローは役づくりが完璧でもちろん好演だが、『アイ,トーニャ 』の母親役など数々の作品で名脇役を演じたアリソン・ジャネイが味のある演技を見せて引き立てる。
気がつくと、この映画を自分自身に照らし合わせている。自分だったら、宝くじで当選して入金したお金の一部を散財しても、少なくとも80%以上は残しておくだろうなあ。ただ、イベントごと以外は家では飲まないけど、外で一杯飲んでしまうと止まらない性癖はあまり変わっていない。会社の交際費やタクシーチケットのおかげもあるけど、今でもはしご酒をついついしてしまう。この主人公レスリーの酒の飲み方をまんざらバカにできない部分もある。
お世話になった人たちと杯を交わしたりして、ここのところ飲む機会が多かった。来週以降の約束の電話をしようと思っていたけど、映画を観た後やめた。不思議なもので、この映画って酒を遠ざける効果がある気もした。
映画「トゥ レスリー」は宝くじで19万ドルを当てたシングルマザーが,賞金を使い果たしてしまいおけらに転落してしまった後の姿を描く映画である。主演のアンドレアライズボローがケイトブランシェットやグウィネス・パルトロウなどの映画界を代表する大女優から,演技を絶賛される。単館ものにもかかわらずアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。
アンドレア・ライズボローと聞いてもピンとこないが、自分のブログで名前を検索しただけでもトムクルーズ主演「オブリビオン」など3作出てきたし、履歴を見ると登場作品を10作も観ていて我ながら驚いた。メジャー作品の脇役で出演してきた英国の女優だ。それぞれの作品の顔とドランカーのレスリーの顔とはまったく結びつかない。興味があったので映画館に向かう。
6年前にレスリー(アンドレア・ライズボロー)が19万ドルの宝くじを当てた時の映像が映し出される。ハイになって今日は私のおごりよと意気揚々としている。ところが、今やレスリーはピンクのスーツケースを持って無一文状態だ。部屋代を払えずに追い出されて息子のジェームズ(オーウェン・ティーグ)がルームシェアしている部屋に潜り込む。気がつくと同室のルームメイトのカネをあさって飲んでしまう始末だ。
昔なじみの友人ナンシー(アリソン・ジャネイ)とダッチ(スティーヴン・ルート)を訪ねて泊めてもらっても、ついつい飲んでしまって追い出される。それでも、近場のモーテルで部屋掃除で雇ってもらうが、酒がやめられない日が続く。
女性の転落モノであるが、若干の日差しがさす。
宝くじが当たって日本円で2000万を優に超すお金を得た後の転落ぶりは察せよとばかりに何も語られない。想像はできる。日本ではパチンコなどのギャンブルによる転落は多いけど、ひたすら酒で使ったのであろう。飲んで気前が良すぎたのかもしれない。
現状でも良くなる気配がない。やさしい身内の息子にも呆れられる。正直、この辺りのダメ女ぶりが続くと観ていて退屈になってしまう。思わず時計をみてあまり時間がたっていないのでどうするんだろうなあと思っていた。
そんな時、モーテルの横で野宿してしまった時に、従業員のスウィーニー(マーク・マロン)に助けられる。しかも、このモーテルで働かないかといってくれる。いきなり、無一文なので前借りをする。でも、酒はやめられないので使ってしまう。翌日起きれない日も多い。あきれて追い出されそうになるのだ。
レスリーにも運があった。スウィーニーが優しく見守るおかげで少しずつ行動に変化がでてくる。復活の物語という色彩が徐々にでてくる。でも、周囲の目はキツい。それでも最後に向けては、思わず感涙にむせぶ場面もでてきた。ハートフルな感触で今後のレスリーの人生に期待を持つ。
自分のブログ記事を見直しても、シングルマザーの貧困生活というジャンルは多くても、ここまでの女性のアル中を描いた作品はない。アル中になると、手も震えるし、少し顔が老化する。レスリー役のアンドレア・ライズボローは役づくりが完璧でもちろん好演だが、『アイ,トーニャ 』の母親役など数々の作品で名脇役を演じたアリソン・ジャネイが味のある演技を見せて引き立てる。
気がつくと、この映画を自分自身に照らし合わせている。自分だったら、宝くじで当選して入金したお金の一部を散財しても、少なくとも80%以上は残しておくだろうなあ。ただ、イベントごと以外は家では飲まないけど、外で一杯飲んでしまうと止まらない性癖はあまり変わっていない。会社の交際費やタクシーチケットのおかげもあるけど、今でもはしご酒をついついしてしまう。この主人公レスリーの酒の飲み方をまんざらバカにできない部分もある。
お世話になった人たちと杯を交わしたりして、ここのところ飲む機会が多かった。来週以降の約束の電話をしようと思っていたけど、映画を観た後やめた。不思議なもので、この映画って酒を遠ざける効果がある気もした。