映画とライフデザイン

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映画「天才スピヴェット」 ジャン=ピエール・ジュネ

2014-12-12 21:59:50 | 映画(洋画 2013年以降主演男性)
映画「天才スピヴェット」を映画館で見てきました。


「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ監督が、ユニークな映画をつくったときき見たくなった。オドレイトトゥの好演もあったが「アメリ」の独特な映像美の世界には2001年当時アッと驚きました。美術と編集のうまさはすごいと思った。今回の舞台はアメリカで10歳の天才科学者の少年がモンタナからシカゴを経由してワシントンへと全米を横断するロードムービーである。

アメリカ北西部のモンタナで牧場を営む父(カラム・キース・レニー)と昆虫博士の母(ヘレナ・ボナム=カーター)、アイドルを夢見る姉(ニーアム・ウィルソン)に囲まれ暮らすスピヴェット(カイル・キャトレット)は、10歳にして天才科学者だ。

少年には双子の弟がいたが、銃の暴発で死んでしまった。以来家族それぞれの心にぽっかり穴があいていた。

ある日、アメリカを代表する研究機関であるスミソニアン学術協会から、スピヴェットが発明した磁気車輪に対して、最も優れた発明に贈られるベアード賞を獲得したという電話連絡が次長(ジュディ・デイヴィス)から入る。ワシントンDCで開かれる授賞式に招待されたのだ。しかし、口のきけない父親が発明したととっさにウソをつき、授賞式出席を辞退する。しかし、スピヴェットはスミソニアン学術協会だったら、学校でも家庭でも孤立する自分のことをわかってくれるだろうと家出を決意。付近を走る貨物列車を信号に赤マジックをして止めてそこに飛び乗りワシントンへと向かった。


母親譲りで頭がいいんだけど、小学校では、先生に嫌われている。先生は少年が出した課題にいちゃもんをつけるが、その課題はディスカバー誌にのるくらいの内容なのだ。それなのにc+を付けられる。でも心の中で文句は言うけど、黙っている。そんな少年は天才だ。
そして、その発明がついに認められる。表彰式でスピーチをする依頼を受け、ワシントンに向かう。

それぞれの町で少年はいろんな人物に出会う。

同じように無銭旅行をしているオジサン、ホットドッグスタンドのオバサン、シカゴ警察の警察官、ヒッチハイクのトラック運転手などなど。どの映像もあったかい。
そして、ワシントンに到着すると授賞式のスピーチで一躍ヒーローになり、人気テレビショーまで出てしまうのだ。


カイル・キャトレット少年は水門を飛び越えようとしたシーンなど割と難しい演技をこなして好演と言えるだろう。

鮮明な映像は楽しかったけど、想像したほどすごい映画ではなかった。
この少年は何かとウソをつく。そういうところが、自分の気に召さなかったのかもしれない。

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