映画「いとみち」を映画館で観てきました。
今年いちばんの好きな作品である。本当にいい映画に出会った。
越谷オサム原作の映画「陽だまりの少女」が大好きで、横浜聡子監督作品「亀岡拓次」もお気に入り。ふと気づくとこの2人がコンビを組むという設定に気づく。しかも、超大物豊川悦司も出ているではないか。これはいくしかないと映画館に駆け込む。イヤー良かった。
本年度というだけで見ても、日本映画でよかった作品がいくつもある。どれもこれも、シングルマザーで風俗勤めでというような設定が多い。社会の裏側に肉薄したいずれも傑作ではある。でも、何か違うと感じていた。この映画にもそれに近い要素が少しある。でも違う。ここでは津軽弁丸出しの高校生の主人公がなんとも素敵なキャラクターである。気持ち的にすごく同化してしまった。本当に良かった。
豊川悦司演じる青森で大学教授をしているシングルファザーの娘である津軽弁丸出しの高校生の主人公が、ふとしたことからメイドカフェの求人募集を見つける。アルバイトをして、店に勤める人生の悲哀に満ちた仲間たちに出会い彷徨う姿を描いている。
この父娘は2人で暮らすわけではなく、妻の母親が同居する。祖母は津軽三味線の名手だ。まあ、みんなネイティブだけにすごい津軽弁だ。字幕が必要なくらいである。でもすごくいい味出している。おばあちゃんも津軽弁三味線の名手だが、主人公もそうである。
何せ主人公の駒井蓮の魅力にノックアウトである。男性好みなピュアな感じでむちゃくちゃかわいい。これはとんでもない大物であることに気づく。新垣結衣が結婚で姿を潜めたら、一気にブレイクするのではなかろうか。後継者と言えるかもしれない。このピュアな色気には男性陣はすべてノックアウトになるはずだ。逆に女性から見たら敵だろう。自分のようなジジイでもそうなんだから若い人は参るだろう。
演じる役柄が津軽弁丸出しで、友人も少ないという設定である。青森出身という駒井蓮は当たり前のようにこなす。学校の授業で教科書を読むシーンがある。しゃべる言葉はわれわれが聞くと、どうみてもまさに韓国語である。そうか、韓国語と津軽弁は海を隔てて通じていたのかと思うような発音も日本語離れした言葉である。正直字幕無くしてはわからないくらいだ。映画の中で何度も韓国映画のセリフとイコールだと感じた。
ふとしたことから、青森版メイドカフェに勤める。東京と違っておおらかなんだろうなあ。メイドカフェの従業員となること自体を周囲でとがめるようなセリフは少ない。ある意味、ギャク的要素もあるが、青森の地元の皆さんも協力してもらって作った映画の感じがある。そういうわざとらしさもある。逆にいうと、よくこの映画に豊川悦司出たなという気もする。いつも行く飲み屋のママがトヨエツの大ファンだけどこれ見たらご満悦だろう。
津軽の象徴岩木山が頻繁にうつしだされる。キレイな山だ。トヨエツと主人公が登るシーンも用意されている。自分のルーツにこの山の近くで生まれた女性がいる。昭和8年にはもうこの世にはいない。彼女のことを思いつつ、気持ちが映画へ強烈に感情流入した。でもここまで感情流入できる映画はない。
今年いちばんの好きな作品である。本当にいい映画に出会った。
越谷オサム原作の映画「陽だまりの少女」が大好きで、横浜聡子監督作品「亀岡拓次」もお気に入り。ふと気づくとこの2人がコンビを組むという設定に気づく。しかも、超大物豊川悦司も出ているではないか。これはいくしかないと映画館に駆け込む。イヤー良かった。
本年度というだけで見ても、日本映画でよかった作品がいくつもある。どれもこれも、シングルマザーで風俗勤めでというような設定が多い。社会の裏側に肉薄したいずれも傑作ではある。でも、何か違うと感じていた。この映画にもそれに近い要素が少しある。でも違う。ここでは津軽弁丸出しの高校生の主人公がなんとも素敵なキャラクターである。気持ち的にすごく同化してしまった。本当に良かった。
豊川悦司演じる青森で大学教授をしているシングルファザーの娘である津軽弁丸出しの高校生の主人公が、ふとしたことからメイドカフェの求人募集を見つける。アルバイトをして、店に勤める人生の悲哀に満ちた仲間たちに出会い彷徨う姿を描いている。
この父娘は2人で暮らすわけではなく、妻の母親が同居する。祖母は津軽三味線の名手だ。まあ、みんなネイティブだけにすごい津軽弁だ。字幕が必要なくらいである。でもすごくいい味出している。おばあちゃんも津軽弁三味線の名手だが、主人公もそうである。
何せ主人公の駒井蓮の魅力にノックアウトである。男性好みなピュアな感じでむちゃくちゃかわいい。これはとんでもない大物であることに気づく。新垣結衣が結婚で姿を潜めたら、一気にブレイクするのではなかろうか。後継者と言えるかもしれない。このピュアな色気には男性陣はすべてノックアウトになるはずだ。逆に女性から見たら敵だろう。自分のようなジジイでもそうなんだから若い人は参るだろう。
演じる役柄が津軽弁丸出しで、友人も少ないという設定である。青森出身という駒井蓮は当たり前のようにこなす。学校の授業で教科書を読むシーンがある。しゃべる言葉はわれわれが聞くと、どうみてもまさに韓国語である。そうか、韓国語と津軽弁は海を隔てて通じていたのかと思うような発音も日本語離れした言葉である。正直字幕無くしてはわからないくらいだ。映画の中で何度も韓国映画のセリフとイコールだと感じた。
ふとしたことから、青森版メイドカフェに勤める。東京と違っておおらかなんだろうなあ。メイドカフェの従業員となること自体を周囲でとがめるようなセリフは少ない。ある意味、ギャク的要素もあるが、青森の地元の皆さんも協力してもらって作った映画の感じがある。そういうわざとらしさもある。逆にいうと、よくこの映画に豊川悦司出たなという気もする。いつも行く飲み屋のママがトヨエツの大ファンだけどこれ見たらご満悦だろう。
津軽の象徴岩木山が頻繁にうつしだされる。キレイな山だ。トヨエツと主人公が登るシーンも用意されている。自分のルーツにこの山の近くで生まれた女性がいる。昭和8年にはもうこの世にはいない。彼女のことを思いつつ、気持ちが映画へ強烈に感情流入した。でもここまで感情流入できる映画はない。