映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

伊藤和夫の英語

2010-11-28 16:15:41 | 
駿台文庫の英語大意要約問題を通勤電車の中でやっている。
英文が30文のっている。東大の入試問題を中心とした要約問題に加えて、
駿台予備校の東大模試で伊藤先生が出題した要約問題が掲載されている。

でもこの本よくできていると思う。
この本を買ったのは日本語の要約のヒントになるかと思ったからだ。
30の文を読む練習だけでなく、大意要約が実際できるのか挑戦である。
単語は知らない単語がそれぞれ5~10程度ある。
それがなければ読めない文章もあるが、なんとかこんなこといっているんじゃないかと推測を立てる。
訳語と自分の読みとは大きな隔たりがあるが、こんなこと言っているんだろうとわからなければ意味がない。

伊藤和夫先生流の英文解釈の解説を読んでいると懐かしい。
大昔授業を受けた。昔風のインテリ丸メガネいわゆるロイド眼鏡をかけて、お腹をぐいっと出して黒板に向かう。決してうまいとは言えない発音である。この発音ならもしかしたら勝てるなと思わせる発音である。発音記号は英語の教師だけに間違ってはいないとは思うがネイティブとはおよそかけ離れていた。

その伊藤先生が英文の構造を説明する。
そして英文を鮮やかな訳語に転換する。この訳語の選択は老練だ。まろやかだ。
国語力と教養がないとこのようには訳せない。それをみているのは気分のいいものだった。
あれから30年以上の月日がたっても、伊藤先生の国語力には百歩及ばない。
当時伊藤和夫先生の著書は「英文法頻出問題演習」と「英文700選」だけだったと思う。
「英文解釈教室」は大学に入った後だった気がする。

最近英語を読むときは、主語、述語に印をつけるようにしている。
そうせずに読めればいいのだが、そこまでの実力はない。
TOEICに首を突っ込んでもいいが、それよりも文章が読めればいいのかと思っている。
最近つくずく日本語の力がないと思う。村上春樹が翻訳で自分の文章力が上達したような話をしている。自分もトライしてみるか。

娘の北辰テストの問題から一気に東大入試問題に飛躍するのもどうかと思うが、これはこれでやり終えよう。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ア・ハード・デイズ・ナイト... | トップ | E.YAZAWA ROCK 矢沢永吉 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

」カテゴリの最新記事