映画「最後まで行く」は今年2015年公開の韓国得意のクライムサスペンス映画
これは抜群に良くできているクライムサスペンスだ。今年一番のおすすめである。
ひき逃げ事故を起こした警官がその死体をトランクの中に隠して逃亡する。葬儀があったばかりの母親の棺桶に入れ込んで免れたと思ったら、事故を目撃したという男から電話が入る。かなりしつこそうな奴だ。ドキッとする警官。
電話が入った時は見ている自分までドキッとした。
主人公を徹底的に追い詰める脚本がすばらしく、悪役も徹底的に怖い。サスペンスというよりもスリラーとかホラー的な怖さも備えている。
母の葬儀を抜け出した殺人課の刑事ゴンス(イ・ソンギュン)は、車で警察署へ向かっていた。急遽所内に監査が入ることになり、ゴンスは横領の証拠を隠そうとしていたのだ。しかし、夜道での無謀な運転が仇となり、通行人を轢いてしまう。
ゴンスはひき逃げを隠匿するため、死体を持ち帰り母の棺桶に入れて一緒に埋葬する。数日後、警察内部でこの被害者不明のひき逃げ事件の捜査が始まり、ゴンスが事件の担当となってしまう。そんななか、謎の男からゴンス宛てに電話が入り、電話口で「お前が殺したことを知っている」と囁く……。(作品情報より)
約2時間近く、ずっと目が離せない映画も珍しい。
次に何が起こるのか?!と期待させる。それもびくびくしながらだ。。
自分の母親の葬式当日にもかかわらず、本庁から監査が入ることになり、裏金をもらった証拠を見られたらやばいとあわてて所轄署にもどろうとする矢先に人をひいてしまう。あわててトランクの中に入れる。
そこからは、近くをパトロールするパトカー、飲酒検問する交通課の警官、所轄署を監査する本庁の警官などなど次から次へと主人公をドキッとさせる人物が現れ、いろんな事象がおきる。見ているこっちもドキドキしてしまう。
映画を年間200本前後毎年見ているけど、ドキドキ感がここまで続く映画って日本ではないなあ。母親が永眠している棺桶に、死体を運び込むときのドキドキ感もヒッチコックばりのスリリングな世界である。
でもこれだけではすまない。
「お前が犯人だ」といいきる人間が出てくるのだ。
ストーリーを面白くするために、登場人物しかもキーパーソンを増やす。途中まで全然出てこないのに突然出現する。
これが強烈だ。(ここから完全ネタバレ)
最初は姿を現さない。でも警察のそばの公衆電話から署に電話を掛けている男に気づく。この男が自分を脅迫しているのに違いない。その目撃者はタクシーにのって去っていく。懸命に追いかける。一瞬カーチェイスのモード。でもこの追いかけ方反対車線を逆走気味に走ったりやばいよね。でも逃してしまう。
そのあと、目撃者が警察署の中に入ってくる。
いきなり主人公を殴る。何なんだ!これもドキドキしてしまう。
そのあとは延々と目撃者と主人公の葛藤が続く。
抜群の面白さである。
目撃者の男を演じるチョ・ジヌンは「容疑者X 天才数学者のアリバイ」「悪いやつら」などで見たことのある男だ。
でも顔つきが違う。目に軽いメイクをしていて、凶悪犯人のような顔つきに見させている。ケンカは強い。しかも不死身である。韓国映画って不死身な男が好きなようだ。この男は「危険な情事」のグレンクローズのように執拗だ。しかも悪さの限りを尽くす。
この映画での取っ組み合いはかなりマジだ。
どちらかというと、腕力に勝る目撃者のほうが主人公を懲らしめるけど、本気で殴ったり叩いたりしている。この本気度がヤバい。
(参考作品)
これは抜群に良くできているクライムサスペンスだ。今年一番のおすすめである。
ひき逃げ事故を起こした警官がその死体をトランクの中に隠して逃亡する。葬儀があったばかりの母親の棺桶に入れ込んで免れたと思ったら、事故を目撃したという男から電話が入る。かなりしつこそうな奴だ。ドキッとする警官。
電話が入った時は見ている自分までドキッとした。
主人公を徹底的に追い詰める脚本がすばらしく、悪役も徹底的に怖い。サスペンスというよりもスリラーとかホラー的な怖さも備えている。
母の葬儀を抜け出した殺人課の刑事ゴンス(イ・ソンギュン)は、車で警察署へ向かっていた。急遽所内に監査が入ることになり、ゴンスは横領の証拠を隠そうとしていたのだ。しかし、夜道での無謀な運転が仇となり、通行人を轢いてしまう。
ゴンスはひき逃げを隠匿するため、死体を持ち帰り母の棺桶に入れて一緒に埋葬する。数日後、警察内部でこの被害者不明のひき逃げ事件の捜査が始まり、ゴンスが事件の担当となってしまう。そんななか、謎の男からゴンス宛てに電話が入り、電話口で「お前が殺したことを知っている」と囁く……。(作品情報より)
約2時間近く、ずっと目が離せない映画も珍しい。
次に何が起こるのか?!と期待させる。それもびくびくしながらだ。。
自分の母親の葬式当日にもかかわらず、本庁から監査が入ることになり、裏金をもらった証拠を見られたらやばいとあわてて所轄署にもどろうとする矢先に人をひいてしまう。あわててトランクの中に入れる。
そこからは、近くをパトロールするパトカー、飲酒検問する交通課の警官、所轄署を監査する本庁の警官などなど次から次へと主人公をドキッとさせる人物が現れ、いろんな事象がおきる。見ているこっちもドキドキしてしまう。
映画を年間200本前後毎年見ているけど、ドキドキ感がここまで続く映画って日本ではないなあ。母親が永眠している棺桶に、死体を運び込むときのドキドキ感もヒッチコックばりのスリリングな世界である。
でもこれだけではすまない。
「お前が犯人だ」といいきる人間が出てくるのだ。
ストーリーを面白くするために、登場人物しかもキーパーソンを増やす。途中まで全然出てこないのに突然出現する。
これが強烈だ。(ここから完全ネタバレ)
最初は姿を現さない。でも警察のそばの公衆電話から署に電話を掛けている男に気づく。この男が自分を脅迫しているのに違いない。その目撃者はタクシーにのって去っていく。懸命に追いかける。一瞬カーチェイスのモード。でもこの追いかけ方反対車線を逆走気味に走ったりやばいよね。でも逃してしまう。
そのあと、目撃者が警察署の中に入ってくる。
いきなり主人公を殴る。何なんだ!これもドキドキしてしまう。
そのあとは延々と目撃者と主人公の葛藤が続く。
抜群の面白さである。
目撃者の男を演じるチョ・ジヌンは「容疑者X 天才数学者のアリバイ」「悪いやつら」などで見たことのある男だ。
でも顔つきが違う。目に軽いメイクをしていて、凶悪犯人のような顔つきに見させている。ケンカは強い。しかも不死身である。韓国映画って不死身な男が好きなようだ。この男は「危険な情事」のグレンクローズのように執拗だ。しかも悪さの限りを尽くす。
この映画での取っ組み合いはかなりマジだ。
どちらかというと、腕力に勝る目撃者のほうが主人公を懲らしめるけど、本気で殴ったり叩いたりしている。この本気度がヤバい。
(参考作品)
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