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Netflix映画「クロスミッション」 ファンジョンミン

2024-08-16 18:02:25 | 映画(韓国映画)
Netflix映画「クロスミッション」を観ました。


Netflix映画「クロスミッション」は韓国の人気俳優ファン・ジョンミンが主演。Netflixのホームを探っていると韓国大物俳優が気になってしまう。やり手刑事の夫として主夫をしているファンジョンミンに妻に隠す特殊工作員としての過去があり、事件に巻き込まれるという話だ。

ファンジョンミンはこのブログでも何回も登場している韓国クライムサスペンスには欠かせない存在だ。泥くさいプロフィールが得意で善悪両刀使いだ。ソル・ギョング、イ・ジョンジェをはじめとしてスター級俳優がNetflixに登場するが、ファンジョンミンの映画は初めてか?興味深いので観てみると一気に観てしまう。

女性刑事のカンミソン(ヨムジョンア)は男刑事たちを従えて難事件を解決する格闘能力もあるやり手だ。家では激務のミソンに代わって主夫のパクガンム(ファンジョンミン)が家事を任されている。

夫のガンムが街に出た時、女性が暴行を受けている場面に出くわす。とっさに助けると旧知のヒジョン(チョンへジン)だった。ガンムは元特殊工作員でヒジュンと一緒に任務に加わっていた。特殊部隊にいたことは妻のミソンには言っていない

2人が一緒にいるところをたまたまミソンの警察の仲間が見つける。報告を受けたチーム長(チョンマンシク)が浮気ではないかと気にしていることがミソンにバレて、ミソンもガンムを密かに尾行する。ガンムはヒジュンの夫が行方がわからないことに犯罪組織が絡んでいると読んで足を突っ込む。

軽めの韓国クライムサスペンスが軽快だ
Netflix映画なのでカネがかかっていてメジャー俳優も揃えられる。コメディタッチな部分もあり、あきずに楽しめる。暇つぶしの娯楽にはいい感じだ。
作品情報を読み込んでいなかったので、ヘラヘラした主夫のファンジョンミンに驚く。男まさりの刑事の妻を支える役だ。いつもとファンジョンミンのイメージと違い、これは普通のドラマかと一瞬思ってしまう。すると、ファンジョンミンらしいアクションが飛び出す。ここでは刑事である妻の格闘シーンも多くW主演に近い存在感を見せる。

⒈ファン・ジョンミン
韓国一級のクライムサスペンスではファンジョンミンの個性が生きる。自分がブログで取り上げた作品でもさまざまな役をこなす。「新しき世界」では華僑犯罪組織の親分、「コクソン」では祈祷師、「アシュラ」では利権をむさぼる市長、「ただ悪より救いたまえ」では引退寸前の殺し屋などでファンジョンミンらしいアクの強さを見せる。「工作 黒金星」ではテイストが違うけど今回と同じ特殊工作員だった。それなのにどうしたんだろうと最初は思う。でも違った。

その昔は特殊工作員で今は違うという設定はリーアムニーソンやデンゼルワシントンが得意とする役柄だ。身内を助けるパターンが多いけど、ここでは刑事である奥様を助けるというか共闘する。過去の映画で見せた破茶滅茶ぶりがここでも発揮される。近日公開の次回作では全斗煥大統領を演じるらしい。楽しみだ。


⒉ヨムジョンアとおなじみの脇役たち
ヨムジョンアが大活躍だ。機関銃をぶっ放す。格闘シーンも多いし、犯人検挙後の打ち上げで酔いつぶれるシーンもある。近作「密輸1970」でも登場して、海女さんのリーダー役を演じる。この映画ではキムヘスが破茶滅茶なキャラだったのに対してまともな海女さんだ。あの映画からはこんなアクションができるようには見えない。ちょっと広末涼子に似ているなと思っていた。

韓国映画を観ていると、こいつお馴染みの顔だなあというのがいつも数人いる。今回は警察のチーム長のチョンマンシクだ。日本公開分だけでも8作を観ている。コミカルなテイストがあるので起用しやすいのであろう。ファンジョンミンとの浮気を疑われるチョンヘジンの途中からの変貌も見ものだ。彼女もいろんな作品で出会う。ふと気がついたのだが、ヨムジョンアもチョンヘジン身長170cm以上ある。韓国人女優は皆長身だ。モデル出身なんだろうか?


⒊バキュームカーでの突撃とカーチェイス
この映画での陰謀は軍の機密費に関わるものだ。行方不明の元同僚の行方を探るために、偽の通行証をつくってバキュームカーでファンジョンミン演じるガンムが軍の施設に入り込む。下水道の完備で最近日本ではバキュームカーを見なくなったので若い人わかるかなあ。

軍の施設から逃走している時に背後から追いかけられる。バキュームカーのホースで後続車を交わすのは最高。というか笑える。そこでのカーチェイスが見ものだ。一般道でこんなクルマのロケができる映画への寛容性韓国社会にあるのかなと感じる。

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