コンビニやスーパーで毎日廃棄処分される食品が勿体ない。きっと多くの人々もそのように考えていると思います。
そこで「餓えている子供達を救うための具体的な方法」を考えてみたいと思います。
日本政府が飢餓状態を完全には解決していない発展途上国へ毎年多額のODAを贈っています。このODAの金額は2007年度には7800億円です。アメリカ、ドイツ、フランス、イギリスに次いで第五位の金額です。この様な大きなお金が、何故飢餓の解決にならないのでしょう?
ODAでは相手国の鉄道、道路、橋などの建設に使われ、日本のゼネコンが請負い、お金は日本へ持ち帰られます。ゼネコンは日本の政治家へ献金します。その上相手国の権力者の懐に入ります。ですからODAは政治権力者の為になるお金です。絶対に餓えた子供達のところへ行かないお金です。
そこで飢餓線上にある人々を救う具体的な方法を考えてみましょう。
子供達を直接救う活動を現地でしているボランティア団体へ少し現金を上げるのが一番具体的な方法です。貴方が、1000円のお金をある団体へ上げた場合を考えてみます。例えば、その内の500円をボランティア団体が取って、働いている人々の給料にしたとします。貴方が上げた1000円の残りの500円を食料に変え、ジンバブエやフィリッピンや南米のボリビアへ送る事務手続きをする人の給料です。現地で食糧を受け取って、田舎の餓えた子供達へ持っていく現地従業員の給料も必要です。ですから貴方が上げた1000円の内、本当に現地の子供達の口に入る金額はボランティア団体のコスト管理体制の良し悪しによって大きく変わります。
勿論、御自分でアフリカまで行って、少しでも食糧を子供達へ手渡すのが一番確実な方法です。貴方の愛情も直接贈ることが出来るとても良い方法です。しかし、その方法を止めて、旅費をボランティア団体へ寄附したほうが多くの食糧を送れるという考えもあるのです。
そこで信頼できるボランティア団体を探すのが良いと思います。
私が以前その本部を訪問して、感銘を受けた団体をご紹介します。「日本国際ボランティアセンター」です。本部はJR御徒町から歩いて行きました。詳しくは、
http://www.ngo-jvc.net/jp/aboutjvc/supporter.html をご覧下さい。
このHPの中で、特に財務諸表にご注意頂きたいと思います。
もう一つご紹介したい団体は、カリタス ジャパンです。詳しい情報は、http://www.caritas.jp
に御座います。カトリック中央協議会が運営する国際的なボランティア団体です。全世界の現地へ人を派遣して、餓えた子供たちを直接支援しています。
この2つの団体の年間収入はほぼ同じで3億円程度です。日本のODAの7800億円に比べると微々たる金額です。しかし餓えた人々へ直接的な支援をしています。野球に例えれば、ODAは大きな空振りで、ボランティア活動は確実に打点につながったバントのようなものです。
具体的な手順を書いて終わりにします。
(1)インターネットで色々なボランティア団体をしらべ、自分の好みに合った信頼できる団体を決めます。特に財務表や年度決算書を公開しているか否かを見ましょう。
(2)インターネット送金か封筒にそのまま入れて1000円位の寄附をしてみます。お礼状か領収書は来たら「信頼できる団体」です。
(3)信頼出来るようなら子供にも貯金を勧め、100円、200円でも送るようにします。食料の缶詰めや瓶詰めを添えるのも楽しいのですが、現金が良いのです。
(4)以前のブログ記事で神社やお寺に行ったら、5円でも30円でも必ずお賽銭を入れることの重要性を指摘しました。海外の子供たちを助けるのは、お賽銭の延長なのです。
たたし神社のお賽銭より多くしたほうが良いような気もします。ボランティア団体の現地の職員の給料も含めるのですから。(続く)