後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

お好きですか?貴方の鑑定結果をお送り下さい。へのある方の鑑定結果です。

2009年03月30日 | うんちく・小ネタ

======伊万里さんという方からの鑑定結果です==============

お皿3枚すべて 初期伊万里ですね。
吹墨2枚(鷺図と蔦図でしょうか)多分7寸皿だと思われます。
今から約350~400年くらい前 肥前有田で焼かれた 国産初めての磁器だと思われます。
最後の お品物も初期伊万里で 時代は 同じ頃。
絵付けをし 釉薬を生掛けした物です。
おおらかで 堂々として 温かみがある良いお品と思います。

しかし この手のものは 非常に人気があり お値段も 高値です。
ですから アブナイ物も 山のように出ております。嘆かわしいです。
実際は 手に取り裏の高台等 見ませんと 分かりません。
しかし 国立駅前の「弧董館」様ののお品でしたら 言わずもがなですね。

香炉は分かりません。一見 画像では 判断しかねます。
唐物のようでもあり 日本のものでもあるような・・・
温かみのある 小気味の良いお品だと思います。
飴釉の黒釉の対比がモダンで 茶事などに使ってみたい香炉ですね。

私の好みを言えば 吹き墨の蔦図です。
さりげなさ中の「粋」が 素適です。
多分鷺図の皿より小振りでしょうか。ただ 世間的には 鷺図の方が人気もあり 高値だと思います。

最後のお品も素晴らしいですが 初期伊万里の特徴である ジカンが気になります。しかし 良いお品であること 間違いないと思います。

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以上、伊万里さんより頂いた鑑定結果です。

正解は、皿3枚の上から順に、初期伊万里吹墨さぎ紋皿、直径18.8cm、初期伊万里吹墨つる草文中皿、山下朔郎著 古伊万里染付皿 所載、径 19.5cm、そして一番下の皿の詳細情報はまだ入手していません。香炉は吸坂千筋紋香炉です。

この4点の写真は国立市にある「弧董館」のHPから許可を得て転載したものです。(終わり)


アーミッシュ村と貫井南町キリスト教会の関係は??

2009年03月30日 | うんちく・小ネタ

私の所属するカトリック小金井教会の主任司祭の山本量太郎神父様は小金井市内の宗派の異なる10のキリスト教会の交流をすすめています。今日は独立運営の貫井南町キリスト教会の橋本牧師様を訪問していろいろお話を聞いて参りました。橋本牧師様と貫井南町教会のことは稿を改めてご報告します。

実はこのブログで、2007年11月24日に掲載した「アーミッシュ村探訪記」のアーミッシュ派はこの貫井南町教会のメノナイトという宗派と親類のようなものです。そのような宗派が厳然として日本に存在しているのです。そこで今日はとりあえず橋本牧師に教わった、メノナイト派とアーミッシュ派の関係を書いておきます。

1546年マルチン・ルターが宗教改革をしました。その頃、オランダの農民一揆を深く考えた神学者のメノー・シモンズが、幼児洗礼などの旧カトリックの典礼中心主義を否定した新しいキリスト教を作りました。この新らしい神学にもとづいた一派が後にメノナイト派とよばれ、アメリカで発展しました。国家や王制によって虐げられた農民の側に立った神学なので、徴兵拒否など戦争反対を教義の重要な部分にしています。従って貫井南町教会も「Peace Church」(平和の教会)と称しています。

このメノー・シモンズの一派から1730年頃に別れたのがJ.アマンでその一派がアマンの名を取ってアーミッシュ派としてアメリカに現在でも存在しています。

このアーミッシュの村を訪問したときの旅日記を以下に再掲載し、貫井南町キリスト教会の紹介の導入にしたいと思います。

メノナイトはアーミッシュ程、保守的では有りませんがその精神をご理解頂く参考になると信じています。下にオハイオ州のアーミッシュ村の風景写真をしめします。原典は、http://kayshi.hp.infoseek.co.jp/amish/amish01.htm です。

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「現存する中世の村人たち」

@アーミッシュ村の風景

アーミッシュの村に入ると、「路上で黒塗り箱型の馬車が近付いたら徐行すべし」という意味の絵看板が増えてくる。周りは一面の実り豊かな麦畑。その間に牛馬がのんびり草を食む牧場が散在し、素朴な木造一階建ての農家が栃の大樹の木陰に見え隠れしている。

看板通り、黒塗りの箱形馬車が近付いて来る。慌ててブレーキをかけ、徐行しながらすれ違う。手を挙げて挨拶をすると、黒いシルクハットをかぶり、襟の小さな黒い背広を着た老人が目を上げないで、手をわずかに振って挨拶を返す。

麦畑では刈り取った麦束を馬車に積み上げている。農夫はさすがに上着を脱ぎ、黒いチョッキ姿で汗を流しながら一心に働いている。

アーミッシュに車で観光に行った場合のマナーを大学の同僚が教えてくれた。

「御土産店、喫茶店、民宿の前以外の道端に絶対車を停めないこと。馬車が見えたら急いで減速し徐行せよ。必ず挨拶をすること。しかし相手の目を見たりしない。もちろん話し掛けてはいけない。女性は黒い長い服を着ているが、車と馬車がすれ違う時、前から覗き込んではいけない。アーミッシュ専用のスーパーマッケットがあり、黒い馬車がたくさん止まっているが、スーパー店内へ入ってはいけない。ソーッと遠方から眺めるだけにすること」「御土産店では村への入場料のつもりで多めにチーズやヨーグルトを買って上げなさい」

             @人生の豊かさの質とは

夜は木造2階建ての民宿に泊まる。部屋にはローソクしかないが、外の方が明るい。窓から見ると、満天の星空。星明りで外が明るい。「夕食ですよ」と呼びに来る。食堂には電気がついている。新鮮なホーレン草のサラダと鶏肉のソテーのみだが、自然栽培なので実に美味しい。もちろんビールや酒類は一切ない。

布に包んだ温かい焼きたてのパンが籠に入って出てくる。そばに座ってくれている女主人にいろいろ聞いた。電気は来ている。冷蔵庫、洗濯機、井戸水汲み上げポンプ、食堂と調理場の電燈に限って電気を使っているそうである。アーミッシュの人の職業は農牧業しか許されていないので、民宿やスーパーマーケット、御土産店などの経営者は普通のアメリカ人である。

「ところで、あすアーミッシュの人々の生活を見たいし話も聞きたいので、誰か紹介してくれませんか」「泊り客はそういうことをよく頼みます。でも丁重にお断りしています。アーミッシュの信仰中心の日常生活を邪魔しない。それが人として正しい接し方と思いますよ。」「日本にもキリスト教徒がいるのですか」

五島列島の隠れキリシタン二百六十年の歴史や現在のキリスト教信者の話をしながら、ふと気が付いたらもう十時を過ぎていた。ローソクの炎の揺れる暗い部屋へ引き揚げ、星明りの窓の外をもう一度見てベッドへ潜り込む。アーミッシュの村は静けさに満ち、時がゆっくり流れている。ここには間違いなくクオーリテー・オブ・ライフの一つのタイプがある。しばらく帰っていない日本の人々の生活を想い、日本の「人生の豊かさの質」を考えている。


お好きですか?貴方の鑑定結果をお送り下さい

2009年03月30日 | うんちく・小ネタ

2日前に古伊万里の2枚の皿の写真を掲載しました。そうしましたら下記のようなコメントを頂きました。

---「すばらしい初期伊万里のお皿二枚ですね。ただただ 見惚れるばかりです。
素朴で温かみがあり 力強くて・・・吹き墨の初期伊万里は憧れです。鉄釉の口紅が いいです。陶片 残欠であっても いいお値段いたします。私 驚きました。国立市の「弧董館」さん お邪魔したことあります。すばらしいお品を 見せていただきました。世間は狭いですね。私 古いもの 大好きなんです。良いもの 見せていただきました。感謝です。ありがとうございました。」--ーー

陶磁器の写真だけでもこんなに楽しんで頂ける方がいらっしゃるのですね。そこで、今日は4枚の陶磁器の写真を掲載することにしました。貴方は4枚の写真のうちどれが一番お好きでしょうか?そして、これら4個の焼き物のは何処で何時頃作られたものでしょうか?貴方の鑑定結果をコメントとしてお送り頂ければ嬉しく思います。正解は後で公開したいと思います。

下の写真は国立市にある「弧董館」のHPから許可を得て転載したものです。(終わり)

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。     藤山杜人

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