後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

今日は孫3人へ茶道を教えました

2011年01月04日 | 写真

お正月の行事の一つとして毎年、家内が孫へお茶を教えます。ある流派の奥伝、皆伝を貰った家内が、 孫3人へ茶道を教えるのが楽しそうにしています。つまらない写真で恐縮です。お許し下さい。

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この海の向こうに1億7千万人の貧民が居る・・・その事を忘れない

2011年01月04日 | 日記・エッセイ・コラム

下の写真と地図は東シナ海を示しています。Wikipedeaの「東シナ海」からお借りしました。

この美しい海の向こうに1億7千万人の貧民が住んで居るのです。昨日の記事の、豊かなお正月に世界全体の事を考える(1)世界のスラム人口の分布 に書いた通りです。国連、WHOの統計ですから、ある程度信用して良いと思います。

中国は都市のスラム街だけでなく内陸部の貧農地帯に数億人の人々が住んで居ます。その一方で、ハルビン、瀋陽、大連、天津、北京、保定、上海、南京、香港、広州、などなどの工業・商業都市の経済的大発展が目覚ましいのです。それらの都市の周辺には工業特区が多数取り囲んでいて世界の工場になっています。数万とも言われる日本の会社もその工業特区に工場を持っています。

この繁栄を続けている地域と内陸部の貧しい地域の格差こそが、東シナ海の緊張の原因になっています。その説明は写真の下にあります。まず2枚の写真をご覧下さい。

Higasisina1 East_china_sea1

この東シナ海へ、中国海軍はいよいよ航空母艦を中心にした戦闘艦隊を配備する準備が済んだようです。ロシアから買った建造途中の航空母艦の艤装が完成に近いと言われています。大連で改造と艤装の完成を急いでいます。

それを受けて、日本政府は韓国と軍事上での協力体制を作ろうと交渉をしています。その上、日米安保条約の重要性を急に理解した日本人が大急ぎで親米政策を支持し始めました。

「中国の東シナ海進出」へ対して武力増強で答える。それはそれで結構ですが、中国の貧困層の存在こそが日本の脅威なのです。武力だけでなくこの貧困層の消滅へ対して日本には何が出来るのでしょうか?中国への経済援助でしょうか?貧困地帯への海外青年協力隊の派遣でしょうか?貧困地帯へ学校を建てて上げることでしょか?いろいろ出来ることは沢山あります。

しかし貧困地域の人々への深い同情と慈しみの心が一番大切ではないでしょうか?中国政府が言語道断な態度に出ても、それに感情的に反応しないことが重要です。それとは関係なく貧困地帯の人々を大切に思う心が人間として重要と信じています。皆様はどのようにお考えでしょうか?

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。藤山杜人