私は宗派間の違いや争いに心を痛めていました。宗派間の争いはあってはならないものです。イエス様も悲しみます。
そこで一昨年から色々なプロテスタント系の教会やロシア正教系の教会も訪問して見ました。そして自分の行っているカトリックの教会と比較して見ました。
そこで重要な発見をしました。どんな宗派でも一番大切にしているのはイエス様の教えを書いた福音書です。それは感動的なまでに共通しているのです。違いはたった一つです。礼拝式やミサの仕方の細部が少しずつ違うのです。
小金井市にある宗派の違う11の教会が一緒に集まって神へ祈る祈祷会をしようという運動が日本キリスト教団系の教会に生まれ、次第にその運動が大きくなって行ったそうです。そして昨年の1月31日に第一回の小金井市一致祈祷会が実施されました。その具体的な推進には日本キリスト教団の小金井教会の丸山牧師様とカトリック小金井教会の前の主任司祭の山本神父様でしたと、今日の司式をなさった宮川浩二牧師様からご紹介がありました。
その第一回の共同祈祷会の様子は昨年の1月31日にこのブログで、キリスト教の宗派間の争いはありませんと題して掲載しました。
今日の午後2時30分から東京フリー・メソジスト小金井教会で第二回の小金井市一致祈祷会が開催されました。
参加したのは小金井市にある11の教会の司祭さん、牧師さん、一般信者です。フリーメソジスト教会は以前何度か訪問した頃より立派になり礼拝堂も綺麗になりました。祈祷会はフリーメソジスト教会の宮川浩二牧師様の司式でした。祈祷会は普通の礼拝式のような式次第です。
はじめに全員が立って讃美歌493番、「いつくしみ深い」を歌います。
いつくしみ深い 友なるイエスは うれいも 罪をも ぬぐい去られる。
なやみ 苦しみを かくさず のべて、重荷の すべてを み手に ゆだねよ。
全員が情熱的な声で歌い出しました。私は何故か感動して、涙が出そうになり、声が止まってしまいました。こんなに一生懸命に一般信者が讃美歌を歌うのを聞いた事があまり無かったのです。それは宗派を超えて一緒に祈祷会をする喜びに溢れているのです。宗派間の争いに心を痛めて居た人々が一瞬にして癒されたのです。実を言うと何故私が涙の出るほど感動したか今でも理解出来ません。何時かその原因が分かったらまた書いてご報告します。
祈祷会の後は礼拝堂の2階の広間に上がって茶話会をしました。初めて会う人々と何故か楽しく雑談をして帰って来ました。下の写真はフリー・メソジスト小金井教会の建物と、その次の写真は茶話会でご挨拶をする我らがディン神父様です。一番下の写真は昨年の第一回共同祈祷会の様子です。司式しているのが前の主任司祭の山本神父様です。宗教的な話で失礼しました。宗教にご関心の無い方々のご寛容をお願い申し上げます。(終り)