後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

私の憧れは白樺林と薪ストーブでした

2011年01月19日 | 日記・エッセイ・コラム

仙台で生まれ育ったので白樺林を見たことがありませんでした。大学生の頃、思い切って北アルプスを単独で縦走しました。その折、山の中腹で見事な白樺林を見て魂が吸い取られるような体験をします。

結婚して家を作った時、その事を若い妻に話しました。すると何処で手に入れたのか植木屋さんが白樺の若木を10本持ってきて塀の傍に一列に植えてくれました。純白の幹が夜目にも光って見えます。妻からいろいろなものをプレゼントされましたが、こんなに感動したものは有りません。しかし白樺は弱い木でした。風通しが悪いせいか、5年もすると次から次へと根元が虫にやられ倒れてしまったのです。

1974年に山小屋を作りましたが、小屋の前の丘の上に白樺林が見えます。当時は里人がよく手入れをしていたので他の木が混じっていなく、整然とした美林でした。よくその丘に登って白樺林を眺めていたものです。現在も見に行きます。しかし里人が引っ越してしまい、誰も手入れをしません。たちまち下の写真のような混生林になってしまいました。残念です。

もう一つの憧れの的は「薪ストーブ」でした。現在でも小屋へ行く度に下の写真のように薪を焚き、遊んで来ます。

しかし年齢を重ねて次第に山小屋へ行けなくなるでしょう。白樺林と薪ストーブともお別れする年齢が近づいて来ました。白樺さん、薪ストーブさん、長い間本当に有難う御座いました。

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この麗しい日本を愛そう!・・・今こそ健全な愛国心を育てよう!

2011年01月19日 | 日記・エッセイ・コラム

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上の写真は山梨県、釜無川と甲斐駒岳の風景です。このような山紫水明の風景は全国にあります。日本は緑に覆われた麗しい国なのです。この邦を大切にし、愛して、守って、子孫へつたえる強い意思が愛国心です。多少の自己犠牲も覚悟の上で大切にするのです。

守る為には賢い外交戦略、外国から尊敬される文化の力、経済力、工業技術、そして先端的な技術に裏打ちされた軍事力など全てをバランス良く持って居なければなりません。軍備だけを重視するのはいけません。軍国主義になってしまいます。

外交戦略、文化力、経済力、工業技術力、軍事力など全てが複雑に関係しあって日本の強さが決定します。愛国心で非常に重要なのはもう一つあります。それは自分の邦は自分で守るという強い独立心です。アメリカの軍事力に頼っていれば日本は安全だと考えるのは大きな間違いです。天は自らを助ける者しか助けません。自己犠牲の精神で日本を守る決心が無ければアメリカは助けてくれません。この事がどうも分かっていないようです。

尖閣諸島の問題で日本は自分の力で何とか領土を守ろうとしました。前原外務大臣の決心が立派でした。その結果、ヒラリー国務長官が尖閣諸島は日米安保の防衛ラインの内側と明言したのです。これで中国が引っ込みました。尖閣諸島問題は日本人に健全な愛国心が出来るキッカケになったのです。アメリカは少し日本人を尊敬して、普天間基地問題と日米共同防衛の問題とを切り離すと言いだしたのです。この交渉も前原さんのお手柄です。

さてアメリカの本音も考えて見ましょう。アメリカ政府はアメリカへ徹底的に敵対する北朝鮮が憎いのです。今すぐにでも一挙に軍事占領してこの国を消滅させたいのです。アフガニスタンやイラクのように潰してしまいたいのです。それが出来ない理由はたった一つあります。中国が北朝鮮に深く関係しているからです。北朝鮮の日本海側に近代的な港を作り、中国軍が駐留して守っています。北朝鮮がアメリカによって占領されれば、中国は日本海への出口を失います。

しかしアメリカは中国と事を構えられません。アメリカの国債を中国政府が多量に購入しているのです。その上、何万というアメリカの会社が中国に工場や合弁会社を持っています。中国は経済力でアメリカを牽制しているのです。

中国の外交戦略は明快です。北朝鮮を取引の材料にしてアメリカと対峙しているのです。この構図の中で韓国と日本は自分の国を守って行かなければいけません。韓国と日本とが軍事的な協力をすることを重要になってきます。

しかしどんな場合でも日本人の健全な愛国心が試されます。それ無くして韓国も日本と本気で共同戦線を組みません。アメリカも日本の利益になるような防衛戦争はしません。そうすれば北海道くらいは北朝鮮に占領されるかも知れないのです。

もう一つ複雑になるのはロシアの極東戦略が攻撃的になってきている事です。

ロシア、中国、そして北朝鮮を仮想敵国と見ながら、その一方では友好的に付き合う必要があるのです。その為には、これらの国の実態を深く、総合的に研究し、理解して置く必要があると信じています。敵が急に味方になったり、味方と思っていた国が急に敵になることは人類の歴史の中で珍しい事では無いからです。皆様のご意見を頂ければ嬉しく思います。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。藤山杜人