後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

教会でも成人式を行います

2013年01月17日 | 日記・エッセイ・コラム

カトリック教会は日本の伝統や文化を尊重します。七五三も祝いますし、元旦のミサも行います。

1月13日の日曜日には5人の若者の成人式をミサの間に挟んで行いました。

今日から一人前の大人となったことを祝うのです。

ディン神父さまが火をともしたローソクを一人一人へ手渡します。

そして社会の為に貢献出来るように心がけなさいと話します。そこまでは一般の成人式と同じです。しかし成人式に出た5人はカトリックの信者なのでもう一つ注文がつきます。イエスさまの教えを守り隣人を愛しなさい。大きな愛の心で世の中の為につくしなさいと神父様が言い、5人がイエス様の教えに従いますと答えます。

するとディン神父様が一人一人へ贈り物を手渡します。美しく包んだ聖書です。

これで式は終わりです。最後に5人が皆の方へ向いて挨拶をします。皆が祝福の拍手をします。そして通常のミサ次第へ戻ります。

そんな様子を下の写真で示します。

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この様にカトリックは世界中の各地でその現地の民族文化を尊重しています。

ですから南米のカトリックはインドのカトリックと違う儀式をまじえています。しかしその民族特有の儀式以外の通常のミサはローマ法王庁が決めた通りに行います。その式次第は世界中皆同じなのです。ですから外国へ旅行をしてもミサが同じなので気楽に参加出来ます。

世界共通のミサを行うことは非常に重要な意味を持っているのです。すべての人々は兄弟だという実感が持てるのです。その全ての兄弟の父は唯一の神なのです。

そんなことが体験的に理解出来るのです。

成人式からついそれて蛇足を書いてしまいました。失礼しました。(終わり)


横山美知彦著「戦中・戦後の山里の生活の思い出」(3)電気スタンド

2013年01月17日 | 日記・エッセイ・コラム

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横山美知彦さんは家内が群馬県の下仁田町へ疎開していた時通っていた小学校の同級生です。下仁田町は上の写真の妙義山の麓にある山村です。米がとれず畑作だけです。

日本が真珠湾攻撃をして大戦争を始め、やがて敗戦になります。アメリカ軍が日本を占領し、マッカーサー司令官が日本を統治しました。その頃この下仁田は本当に貧しい山郷でした。

その頃の横山少年の思い出の記の連載の第3回目をお送りしたいと思います。

食料難の山里でも楽しいことがあったのです。

この連載は日本民族の生活の歴史の一コマです。

===横山美知彦著「戦中・戦後の山里の生活の思い出」(3)電気スタンド===

高校の生活は昭和28年~31年だが、まだ物がない時代と云ってよかった。しかしそろそろ戦後の新しい品物が出始める頃でもあった。

電気製品も戦前とは比較にならない洗練された便利な品物が続々店頭に並ぶようになった。

ある日の朝刊に松下電器産業の照明器具の広告が掲載された。同時にクイズの出題募集の広告があり、私はすかさず応募した。

その後、そんな事を忘れるほどクラブ活動で絞られ、疲れて帰宅する毎日だった。

ある日の午後、日通のおやじさんが大きな木箱を配達してくれた。松下電器産業からの蛍光灯の電気スタンドだった。感激だった。問題は採用されなかったが、

出題応募に対する礼状が入っていた。

その電気スタンドで、能率よく夜遅くまで勉学に励んだか否かは疑問だが、松下電器産業という社名と製品は忘れられないものとなり、電気製品は松下と決めるに充分なものだった。(平成22年8月30日記)(続く)


雪の中に咲くロウバイの花

2013年01月17日 | 写真

雪で覆われた小金井公園でロウバイの花を昨日見つけました。蜜蝋で形作ったような透明な花びらが冷たい風に揺れていました。やっと咲き出した弱々しい風情でした。これも冬の風景としてお送りいたします。

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