カトリック教会は日本の伝統や文化を尊重します。七五三も祝いますし、元旦のミサも行います。
1月13日の日曜日には5人の若者の成人式をミサの間に挟んで行いました。
今日から一人前の大人となったことを祝うのです。
ディン神父さまが火をともしたローソクを一人一人へ手渡します。
そして社会の為に貢献出来るように心がけなさいと話します。そこまでは一般の成人式と同じです。しかし成人式に出た5人はカトリックの信者なのでもう一つ注文がつきます。イエスさまの教えを守り隣人を愛しなさい。大きな愛の心で世の中の為につくしなさいと神父様が言い、5人がイエス様の教えに従いますと答えます。
するとディン神父様が一人一人へ贈り物を手渡します。美しく包んだ聖書です。
これで式は終わりです。最後に5人が皆の方へ向いて挨拶をします。皆が祝福の拍手をします。そして通常のミサ次第へ戻ります。
そんな様子を下の写真で示します。
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この様にカトリックは世界中の各地でその現地の民族文化を尊重しています。
ですから南米のカトリックはインドのカトリックと違う儀式をまじえています。しかしその民族特有の儀式以外の通常のミサはローマ法王庁が決めた通りに行います。その式次第は世界中皆同じなのです。ですから外国へ旅行をしてもミサが同じなので気楽に参加出来ます。
世界共通のミサを行うことは非常に重要な意味を持っているのです。すべての人々は兄弟だという実感が持てるのです。その全ての兄弟の父は唯一の神なのです。
そんなことが体験的に理解出来るのです。
成人式からついそれて蛇足を書いてしまいました。失礼しました。(終わり)