後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

近代文明を拒否して原始的な生活をしている一群のアメリカ人達

2013年01月31日 | 日記・エッセイ・コラム

アメリカ社会の奥の深さは我々日本人の想像を越えるものがあります。それもアメリカの強さの一つの原因なのです。

私は1989年と90年にオハイオ州立大学で働いていたことがあります。単身赴任でしたので、週末になるとオハイオ州の農村地帯をよくドライブして楽しみました。

その折りに近代文明を拒否して原始的な生活をしている村落を偶然見つけたのです。帰宅していろいろ調べてみました。そしてアメリカ人の同僚に聞きましたところ、是非訪問して一泊してみなさいと言われました。

そこで総合的に調べたところ、アメリカの東部や中西部には自動車、電気、ガス、水道を拒否して、中世のヨーロッパの農村生活を現在でも続けているアーミッシュという人々が住む村が散在していることが分かりました。

ルターの宗教改革で生まれた純粋原始キリスト教の一派で絶対平和主義の信仰を守っている人々だそうです。

そこでオハイオ州の北部にあるアーミッシュ村を1990年に訪問し、一泊しました。

その時の旅行記は、外国体験のいろいろ(12)にあります。クリックすると開きます。

今日は彼らの生活ぶりの写真だけを下にお送りします。

特に3枚目の室内の写真を注意深くご覧下さい。部屋には電燈が無く、薪ストーブが中央にあるだけです。

衣類も壁にぶら下がっているだけで、何枚もクローゼットに並べて吊るして仕舞うほど沢山持っていません。下着は箱に仕舞い、農作業と礼服を共用する服を毎日着ています。

農作業にはトラクターは一切使いません。4枚目と5枚目の写真のように馬車と人力だけで刈り取りを行います。

彼らはアメリカの義務教育を受ける義務はありません。税金も収める必要もありません。しかし徴兵には従うのでアメリカ人としての国籍を持っています。徴兵に応ずるときは徴兵期間を延長して平和的な看護兵や後方勤務に着きます。

そんな人々を抱え込んでいるのがアメリカ社会なのです。

その他、アメリカ社会には何十万人というメキシコからの密入国者がいます。仕事は出来ますが選挙権のない影の住民です。

その他、ベトナム難民やいろいろな国々からの亡命者も数多く受け入れているのです。そしてヨーロッパ諸国で差別されたユダヤ人も多数受け入れたのです。

そのような人々は熱烈なアメリカの愛国者になります。

この様な人種の多様性がアメリカ社会の強さの原因になっていると良く言われています。そのアメリカを統治しているのが黒人のオバマ大統領なのです。

日本人には理解しにくい国家がアメリカと考えるべきかも知れません。

下の写真をお楽しみ下さい。

写真の出典;http://en.wikipedia.org/wiki/Amish と http://www.google.co.jp/images?hl=ja&q=%EF%BC%A1%EF%BD%8D%EF%BD%89%EF%BD%93%EF%BD%88&lr=&um=1&ie=UTF-8&source=univ&sa=X&ei=x21sTdiDCoXovQPLhoHYBA&ved=0CDQQsAQ

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美しい花々を追い求めて(1)伊豆、爪木崎の野水仙

2013年01月31日 | 日記・エッセイ・コラム

まあ、こういう一般論には例外が沢山ありますが、男性は花に関心がありません。特に少年の頃や青年の間は他に興味を感じるものがいろいろあって花には興味がありません。

しかし就職も決まって、結婚をしてみると妻が花が好きです。女性は一般的に小さい時から花が好きなのです。

日常の会話に花の話題が多くなります。男は仕事が忙しく、妻との花談義には礼儀上乗りますが本気で花が好きなわけではありません。しかし中年になるころは妻の影響で花に興味を覚えるようになります。あちこちの花の名所を訪ねたり植物園を訪問するようになります。

私もそんなふうにして人生の後半に花が本当に好きになりました。特にデジカメが普及して花々の写真をいろいろな角度から撮れるようになると、その繊細な花の美しさに魅了されるのです。

このブログは2007年11月に始めましたが、それ以来、実に数多くの花の写真を掲載して来ました。

四季折々の山野の花々、植物園の花々、山の小屋の近辺に咲いている花々、いろいろな公園の花々、そして近所の家々の庭に咲いている花々などなど数多くの花の写真を掲載してきました。

その中から感動的な花の写真を選んでシリーズふうに掲載して行きたいと思います。

さて第一回はこの時期に満開になる伊豆半島の下田に近い爪木崎の野水仙の写真をお送り致します。

この爪木崎へは家内と数回行きました。交通の便の無い岬にあるので車で行きました。

そこは海に向かったなだらかな丘が連なり、暖かい南風が吹いています。したの写真は2009年12月と2011年1月に撮った写真です。

詳しくは、こんな冬の最中に野生のスイセンが満開になっている地方があります と 伊豆半島突端、爪木崎の満開の野水仙の群落の写真をお楽しみ下さい に御座います。

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いかがでしたでしょうか?楽しまれたら嬉しく思います。

それはそれとして、

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)